ムクドリ。

騒音。糞害。

公衆衛生的にも良くないと思っているのですが、今年も…聖蹟桜ヶ丘駅周辺でムクドリが元気です…。「生物多様性」とも言われると、何と表現していいものかと思いますが、とにかく…人間中心で考えると、明らかにムクドリ…「公害」と言いたくなるわけで、何とかお払うことができないかという相談をいただきます。私は騒音は我慢するとしても、道路を汚す糞は…その臭いも含めて…まちのイメージに「不潔」の烙印を押すものだと考えているので、何とか対応した方が良いと思っていますが、打つ手がない状態…?

今年もまたその時期になりましたが、ちょうど18時くらいにムクドリの群れが大量に駅前に舞い戻っておりまして、その羽ばたきがすごくて、しばらく眺めていたのですが、圧倒される感じ。

市にもたびたび苦情が届くので、何とか駆除を試みていますが、ムクドリたちも追い払われれば、また別の高木に移動するだけの話しで、聖蹟桜ヶ丘駅周辺地区を転々としながら、その都度拠点探しをしては、人間に嫌われているという構造ですね。

ちょっと前には、駅の西口側の交番前の木にはそれほどムクドリが生息している気がしていなかったのですが、そんなことはなく・・・まるで襲来?と思うほどの大量のムクドリが押し寄せて、声を上げておりました。

ため息をつきながら眺めていて…。ついでに、周辺を歩いておりましたら、公衆トイレの少し先の高木周辺にも飛び回る姿が。

なぜ、ムクドリが駅前にねぐらを求めてやってくるのか…を考えると、それはそれで心が痛むとは言え、とにかく、多摩市だけでなく困っているところは多い。とにかく最善を尽くして、別のねぐらを探してもらえるように誘導できればと思うのですが。

市に問い合わせたところ、いくつかの対策があって、対応しているものの、決め手になるような対応策はなく、人間にとっては被害を受ける場所が変わるだけで、根本的な対策にはなっていないという認識でしたが、その説明に頷くことができても、「もっと、ちゃんとしてほしい」と咎めるようなことはできるわけなく…。いずれにせよ、行政も手を焼いている問題。なかなか手ごわい。「予防策」もあるようなので、ムクドリが発生する時期よりも前からの対応策で減らすことが可能なのかどうかとか、すでに試みたこともあるかもしれませんが、考え得る限りの対策を取りたいものです。ムクドリが来ないように、駅周辺の木を伐採することはできない限り…。

大量にねぐらに帰ってくるムクドリたちの群には…途方に暮れてしまうという言葉がぴったりで、まさに、今日もやっぱり「ホントに、すごい」…と意気消沈するばかりでした。