パルテノン多摩の心臓?!に近づく?

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今日は総務常任委員会のパルテノン多摩での調査があり・・・そちらに委員外委員として参加してまいりました。パルテノン多摩の大規模改修工事がいかに特殊であるのか・・・というテーマ?での調査活動で、まさに建物の心臓?とも言えるような、ボイラー室と言うか、施設の安全安心を維持している機械や設備の部分を見てまいりました。例えば、地域冷暖房システムを活用していることもあり、蒸気を利用して館内をあたためたり、冷やしたり・・・とする装置他を見てきました。地下室に潜入、探検する気分でした。

しかし、こういった機器設備の説明と言うのは、なかなか私の脳みそに情報が入りづらくて仕方がなく・・・。とかく、老朽化が進んでいること、今でも年に一度は不具合を起こしていて、ヒヤヒヤしながら使用している設備もありそう(いや、実際にあるだろう)。そして、単純な設備機器の入れ替えだけでも相当費用がかかることはわかりました。「設備更新にどのくらいかかるんですか?」「たぶん、1億くらいでしょうね。」みたいなレベル・・・。

施設を管理するというのはホント大変なことなんだなと・・・こういう場に来ると改めて実感させられます。表には見えない、しかし、この肝心な部分に相当の神経を使っていること・・・わかりました。あと一回でも、二回でもちゃんと説明を聞かねばと思っていますが、設備機器などについては専門度が高すぎて、理解を追いつかせるだけがやっとな感が否めず。

こうした建物の安全管理・・・専門知識を持って対応することのできる職員さんって多摩市役所にどのくらいいるのだろう?ってチラリ思ったりしました。

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また、今日は残念ながら大小ホールは使用中だったので、現場を見ることはできませんでしたが、音響設備をはじめ、ホール内で使用する機材などもかなり老朽化。壊れた時に修理する部品すら見つからなくて・・・・・という状況も発生していると。「いつ故障してもおかしくない」という機材をヒヤヒヤしながら使用しているというよりは、ダマシダマシ使用している状態なのだろうと思ったわけで、いずれにせよ、舞台設備の管理をしている民間事業者さんもスリリングな思いと背中合わせにありそう・・・。

大規模改修と言うのは、ちょっとした外観に手を入れるだけの、一手みれば、少し化粧直しをするとか・・・というレベルではないことだけは確か。そのことを改めて認識し、現状・・・何とか持ちこたえている建物、設備たちに「あと少しだから、頑張れ!」と言いたくなりました。そして、施設の安全を守ってくださる民間事業者さんに「くれぐれもよろしくお願いします」という気持ちになりました。

そのくらい老齢化が進んでいて、傷みもひどい施設であるということです。

 

個人的には施設運営をやっている事業者さん・・・ビルの集中管理を実施しているお部屋に掲げてあった方針が目に留まりました。

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こういうものって・・・どこか目に留まる場所に置いてあるって大事なことかもしれないな。

 

 

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あっ、外観・・。。壁面のタイルなども浮いているところ多数あり。落下してきたら危ないので、よく見るとピン?で落ちてこないように留めてあることも説明を受けて、「ホントだ!」と発見。「タイルにちっちゃなまあるい鋲?がうってある!」・・・と。

 

ああ、いろいろ現実を知るにつれ、パルテノン多摩の大規模改修事業は気が重くなり、気も遠くなってしまうような一大プロジェクトなんだと・・・ドシーンって大きい岩石が頭の上から落ちてくる感じがします。でも、やっぱりパルテノン多摩をなくしてしまうことは考えられなくて・・。大階段を下から上までのぼって、一番上から多摩センター駅の方を見下ろした瞬間に達成感がある・・・・小学生の時からいつも思ってきたこと。目の前にひろがる多摩センター駅周辺の景色は案外変わっていないんですよね。

「多摩市っていいところですね。」・・・って多摩センターをご案内するといつも言ってもらいます。お世辞抜きで。駅前がほどよく都会で、だけど、パルテノン多摩と多摩中央公園と・・・広い空に広い公園・・・深呼吸したくなる場所でもあり。住んでいるとなかなか気が付かないけれど、来街者はみんなここの心地よさを感じてくれるんですよね。

「住んでよし、働いてよし、環境によし」・・・これ実現しやすい場所であり、地域だな・・・ってこれまた個人的に思っていることです。

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やっと週末・・・と思ってもホッとする暇なし・・・。