バリューサイクルをつくる。

一般質問の通告書を提出して、ホッとしながら迎えた週末でした。オンラインセミナーを通じて学んだり、オンラインでちょっとしたミーティングをすることにも、ホントに慣れました。多くのことを学ぶことができることも感じています。ただ、やっぱり「直接、見聞きして感じることの大切さ」を超えることはできないはず…という考え方を変えるところにまでは至っていません。

今回の一般質問では「子どもたちの学びの保障」という視点で、いくつか市の見解を問いたいと思っています。1人1台のGIGAスクール構想の実現がもたらす影響というのか、変革をどう捉えていくかについて確認していきたいと思っていますが、他の議員の方の質問項目でも重なる内容があり、関心の高さを感じています。複数の議員が類似したテーマや内容で質問などをすることは大事なことだと思っていますが、市の見解がどのように示されるのか楽しみです。

そういえば、多摩市の公式LINEを開設することが検討されているようです。自治体もSNSを活用していく時代であると思っていますが、それをどんな風に取り入れるのか?という設計は重要であって、単に公式のアカウントを開設しただけの話…で終わってしまっては、勿体ないと考えています。9月議会には、新型コロナウイルス感染症対策として、現在すでに議案として示されている補正予算のほかに、追加の補正予算が提出される予定ですが、その中で、公式LINEについても検討の結果が示されるようで。ちなみに、一般質問でも「LINEの活用」という視点から、公明党の三階議員が質問を行うようですが、どのような視点から質問されるのか、それが、どう公式アカウント開設につながっていく内容の提案になるのかも注目ポイントだと考えています。情報発信の媒体についても、市民ニーズというのか、市民のSNS利用の実態に合わせてながら、有効に機能させていくことが重要だと思っています。多摩市は今、ツイッターによる発信をしていますが、個人的にはフォロワー数は期待値よりは伸びていないのかなと捉えています。周辺他市のツイッターのフォロー数と比較をしても、やや伸びていないなと。

オンラインセミナーで伺った話の中に印象的な言葉がありました。「バリューサイクルをつくる」ということ。この視点で物事を捉えることによって、今まであまり意識していなかった価値に気が付くような気がするからです。「価値がある、価値がない」というのは個人的な基準や価値観に基づくものかもしれませんが、「バリューサイクル」になっているかどうか、多面的な視点からそのモノ・コトなどなどにバリューを評価する視点をしっかりと持っていくということですね。狭い狭い領域だけでしか「価値を考えていない場合」も少なくないような気がしています。「バリューサイクルをつくる」というのは、市が実施しているさまざまな取り組みを検証するときにも持っておきたい視点です。とても当たり前のように感じる視点かもしれませんが、殊更意識することが重要ではないかと感じられ、ちょっと気にしておこうと考えています。

今回の一般質問で「スタディクーポン」のことを取り上げたいと思っています。チャンス・フォー・チルドレンの取組みは以前から注目していましたが、このところ代表理事の今井悠介さんともオンラインでのやりとりをさせていただき、「子どもの貧困・教育格差の解決を支援するため」に東京都がどういう背景でスタディクーポンの取組みを導入することになったのかを聞けばこそ、「なるほど」と理解できる部分が大きいです(スタディ・クーポンついに東京都の政策に)。ここにも当然ながら、「バリューサイクル」を見出せるということになるでしょう。

ハイビスカスティーをいただきました。遠い遠い異国の地のことを考えること、あまりないのですが、生産地がブルキナファソという国。調べてみたらニュースが…300万人以上が飢餓に直面しているとありました。こうしたアフリカからの商品や製品は、現地の暮らしにどう結びついているのかと想像するとき、学びが足りなさ過ぎて、自分自身の想像力が及ばないことを実感するのでした。

さて、明日から9月議会への準備もさらに本格化する開会1週間前になります。一つひとつの予定を丁寧にこなしていくことを心がけていきたいと考えています。猛暑、酷暑もあと少しでおしまいかな…熱中症対策優先で、身体を労わりながら乗り切っていきたいものです。8月ももうおしまいだ…早い。