スピード感をもって。

とにかく…必要なのはスピード感ではないのか?と思っています。市民もメディアなどを通じ、各地域での取組みを情報として得ているので、「多摩市は?」となるようですね。やや、もたっとしている感もあるのかもしれませんが、そこはご容赦くださいということで説明するしかないところも。

今日は午前中は相談対応、メールへの返信などもしつつ、会派でのミーテイング。しらた議員が人口10万人当たりの感染者数について26市の状況を一覧で作成してくれました。なんと…いつのまにか、10万人当たりの罹患者で言えば、多摩市が1番目…という。

【多摩地域30市町村】新型コロナウイルス感染症情報まとめ(4月27日更新)

たまっぷ…のサイトにも人口1万人当たりの罹患者が掲載されていることを教えていただいたのですが、確かにこちら人口1万人当たりでも…。情報としては知っていて悪くないと思います。

さて、今日は定例の市議会災害対策連絡会がありました。国や東京都などの方向を見つつ、取り巻く状況や環境も変わっていきますので、その都度都度で、市政に対する要望を出していかねばならないと考えています。そんなわけで、会派「フェアな市政」でも要望書第2弾を作成し、連絡会に提出しました。他には、「ネット・社民の会」と「共産党多摩市議団」のほうからも連絡会に対して意見が上がってきたようです。

連絡会に議会から要望してほしいことを提案し、そこで全体で合意できるものは合意し、議長を通じて市長に対して提出をしていく…というのが流れですが、全体で合意ができないものの取り扱いをどうするのか。私たちの会派としても考えているところです。今日の災害対策連絡会では、先日、緊急要望を提出したばかりなので、「様子を見てからでもいいのではないのか」という意見も出たようですが、様子を見ていたら、何もできないまま終わってしまうこともあるから、今、出しているのに…というのが私たち会派の意見でもあります。ある程度のスピード感必要ですね。

とはいえ、私たちは要望するだけで良く、それを受け止める行政側は大変だと思いますが…。いろいろと私たち議員が見えていないところでの対応やらに追われていることを想像していますが。

 

そんなわけで、今日の市議会災害対策連絡会の中では3つの会派から出された意見の中から緊急度の高いものを選びなおし、議会としての要望書を成案していくような結論になったそうです。そしてまた、口頭で出された要望事項なども局長サイドで整理をし、とりあえず市の対策本部で伝達するようになったらしい。

 

ということなのですが、今日、私にはどうしてもまとめてほしかった緊急要望事項がありました。きっと誰も反対しないと思っていた内容…それはいわゆる1人10万円給付の特別定額給付金の支給に関わることです。配偶者からの暴力を理由に避難している方々への対応については国から多摩市に対して緊急対応してほしいという求めがあり、もちろん、それについて市も対応すべく取り組んでいますが…でも実際には必要な方に情報が行き届かないのではないのか?という危機感があります。

配偶者からの暴力を理由に避難している方の特別定額給付金(おひとり10万円)に関して

ここ、議会で意見を取り纏めましょう…などと悠長なことを言っている間に終わってしまいますよ!…と。なぜ、災害対策連絡会の中でそのことを主張する方がいなかったのだろう…。

そこで、会派としては、「ネット・社民の会」会派から出された要望書の内容が「特別定額給付金事業に対する要望」としてまとめられた内容であり、おおむね賛成できるだろうという話になったので、「この要望書だけでも出せないだろうか?」と協議しました。とにかくこれに関しては議会からの意見を今の段階で出しておくことのほうが重要ではないのか?と思われたため。そのうえで、「ネット・社民の会」の岩崎議員に再度、動いていただき、議会全体で要望を出せる運びになったようです。そもそも、DV等の被害者への緊急対応が行われていることすら知られていない場合もあります。おそらく明日には、市議会の緊急要望として、提出されていくことになるかな(と聞いています)。

 

今日の災害対策連絡会では、市が独自策として実施する中小企業事業資金のあっせん制度について、より事業者が利用しやすくするための保証料補助、利子補給の拡充を行うという報告がありました。また、ステイホーム応援の取組みとして多摩市オリジナルの塗り絵(ステイホーム応援)を作成して公表していくということの説明もあったようです。オリジナル塗り絵については、今月末にホームページでリリースされるようですね。「多摩市の取組みが見えない!」というお声もいただくのですが、知恵と工夫でできることに取組んでいる状況が報告されていることだけは事前情報になってしまいますが、お知らせいたします。

ちなみに私たちの会派が出した第2弾の要望書はこちらです。

フェアな市政要望書20200427版確定

前回の要望書(再掲 フェアな市政要望書20200420版確定)ともつきあわせながら、議会全体で合意事項になっていないところをどうするか、ここ、宿題になっています。

市民の方からもご意見をいただいていましたが、連休中に一部の公園について駐車場については閉鎖する方向と報告があったよう。そう・・・「○○公園、密すぎます」というお声をいただいています。やむを得ない対応かなと思っています。「多摩ナンバーではない車の駐車がある」ということも伺っていますので、ここもまた賛否両論あると思いますが、ご理解いただけるといいなと思います。また、(仮称)PCRセンターの設置についても東京都から多摩市の医師会に委託契約を締結して実施する方向とのことですが、今、調整など進めているという進捗の報告はありました。

そして、コールセンターの設置。これは4月30日に設置されるようですが、回線が5つとのこと。5つだけで足りるのか?という話もありますが、設置しているコールセンターが「密」な環境にならないように配慮しておきたいものです。これについては、土日休日も含めて解説することの必要性を要望に盛り込んでいましたが、当然ながら連休も含めてオープンしていく意向を確認しています。厚生労働省からも下記のごとく通知発信されました。

本年の大型連休における、生活困窮者支援等に関する協力依頼について 

こうした事態への対応は100%完璧にはいかないのが常。でも、その都度ベストを尽くしていくことが大切。今日の災害対策連絡会には副市長が出席されていたといいます。行政と議会と…情報を共有しながら、この状況を乗り越えていきたいですね。

基本的には  #Stayhome #お家で過ごそう…でも、困ったときには「助けて!」のサインを出してくださいね。受け止めてくれる先は地域に必ずあります。