スイッチのオンオフ。

マンションで「おたっしゃ健診」があるというので見学をさせてもらいました。昨年度、多摩市の「介護予防リーダー養成講座」を受講された方が中心となり、他の地域を拠点とするリーダーさんたちにも協力をいただいて実施されたものでした。社会福祉協議会、地域包括支援センターともに諏訪地域を担当してくださっている職員さんも来て下さり、もちろん、多摩市の高齢支援課の職員さんも。地域全体をケアしていく、一人ひとり市民の暮らしをサポートしていく時に欠かすことのできない方々です。私たちの住んでいる「諏訪2丁目でなおかつブリリア多摩ニュータウン」にお住まいのみなさんで、ものすごく「ギュッと」対象を絞り込み、そこに関連する方々にお集まりいただいたこともあり、集約された’力’をいつも以上に感じてしまいました。

握力測定、片足立ち、歩行スピード測定の3種類を行い、チェックシートに記入して、その後は結果の講評をしてもらう各人への相談会。ここで必要に応じて、地域にある元気塾などの紹介をしたり、あとは介護予防リーダーの方が主宰する「介護予防教室」の案内など。

大型マンションで互いに顔の見える関係を作っていく、そこに信頼関係も醸成していくのは相当に難しい・・・でも、こうして少しずつ志のある住民の方に支えられ、じわじわっと動きが広がっていくとうれしいですね。何か直接的に私ができること・・・とできているわけではありませんが、活動の継続と広がりを後押ししていけるようにPRなど協力したいなと思っています。

さて、昨日は春の議会報告会1回目でした。会場は唐木田菖蒲館でした。こじんまりの開催で14名(男性12名女性2名)の方がいらしてくださり、意見交換など結構盛り上がった気もします。これまた、人数がわんさか集まり大盛況というわけではないために、議員としてもモチベーション向上・・・なんてことにはなりにくい地味な取組みとは言え、「だから、開催を諦める」にはならないなって思っています。ちなみにこれまでは「議会報告会」と銘打っていましたが、今回は「議会との意見交換会」に呼びかけは変更してあるのですが。

実際には、こうした意見交換会の存在が認知されていないだろう・・って私は思っていて、課題だと感じています。開催日時の決定から周知期間など含め、実はもう少し工夫がいるように思っています。こうした会を公式開催するための手続きと言うか、いちいち段取り含めて、時間もかかるのと、あとは悲しいかな、このこと以外のいろんなことで忙しくしているうちに、気がついたら「工夫を考えるヒマ」もなく次の開催時期を迎えてしまうという自転車操業的なことにもなっているので、どうにか好循環へと切り替えられないかとも考えます。議会運営委員会を通じて課題提起をしていかねばならないですね。

各常任委員会ごとにテーブルを設けるので4つ。30分程度意見交換をして、その後、参加者の方は違うテーマで議論をしたければテーブルを異動することも可能です。ただ、昨日の意見交換会では異動はなく、最初から最後まで同じテーブルで同じメンバーとやりとりをしていました。私は橋本由美子さんと「子ども・教育」をテーマにしたテーブルにおりましたが、参加して下さったお二方の方と、テーマ以外のことまでも話が及び「なるほどなあ」と頷ける意見をたくさん伺うことが出来ました。議論の内容については、報告をし、必要に応じて行政への提案や提言に結び付けていけるとよいなあと思っています。

で、議会報告会が終わったのちは、ニュータウン学会の例会に参加してまいりました。ニュータウン学会が発足してからの会員なんです・・・実は。「公共施設の現状と持続可能なサービスのあり方」とするテーマで李先生からお話しを伺いました。市の職員さんも参加されていましたので、今度、感想を共有したいと思っています。「公共施設」と「公共サービス」を切り離して考える必要への指摘がありましたが、とても重要な視点だと思いますし、既に多摩市行政は、「サービス」と「施設」を切り離したところから議論を進めようとしているのでは?と感じています。こびりついた従来の発想を変えていくことは難しく、辛苦を味わってるのが現況と言ったところでしょうか・・・。

そんなことで、週末もあっという間に過ぎゆき、明日は臨時議会です。衆議員選挙の選挙区見直し・・・に対する意見を市議会で上げる予定です。