オンラインの活動は有効。でも身体には…負担。

 

オンラインセミナー…というよりも、最近は「ウェビナー」という言葉のほうが使われるようになっています。平時だと、4月や5月というのは調査活動の計画を立て6月議会に向けて活動をするわけですが、この状態では…。

ということで、私も「ウェビナー」を活用しながら一日のスケジュールをたてています。情報交換などもZOOMを活用しています。ZOOMについてはセキュリティ問題が指摘されていますが、猛スピードで改善しているとも聞いております。他のアプリも使用してみましたが、ZOOMが音声が一番聞きやすいように思います。

小中学校の休校期間は延長しますし、学習の遅れが心配されている中で「GIGAスクール構想」が想定外の勢いで進んでいきそう。オンライン学習についても、環境整備はもちろんのこと、民間企業の営業もこれまで以上に加速している感もあり、そうした情報も得たいとウェビナー活用しております。学校の先生たちも在宅勤務をしながら、こうしたウェビナーを活用しているようで、教育関係のセミナーの参加者の横顔では「教職員」の方も多いですね。今の状況に意欲的…というよりか、使命感を持ち、子どもたちのためにやらねばならないと努力されている先生方が多いのかなと感じたりして、私にとってはうれしいことでもあります。

今年度、多摩市が不登校の子どもたち(まずは中学校3年生から…と聞いていましたが)を対象にして導入することになっていた「すらら」ですが、やはり、アクセスしてもフリーズしてしまうという現象が起きている様子。たまたま直接、「すらら」の方にお話を伺ってみますと、休校期間中に「無償活用」(これは、企業にとっては「お試し期間」として利用して、その後の継続利用にもつなげたいということと理解しているが)で利用の拡大を図ってみたところ、つながりにくい状況が生まれておりまして…ということでした。せっかく、利用しようかなと思ってアクセスした子どもたちがガッカリしてしまう…入り口から躓いてしまうとするとちょっと残念。オンライン学習についてもシステムの安定性というのでしょうか?安定的に接続して、学習できる環境を確保することが必要ですね。(アクセス制限がかかっているようですね。)

そういえば、私は利用している生協でオンライン注文をしておりますが、こちらもなんだかアクセスが増えてしまったのかなかなかつながらず。あと3分で注文締め切り…という段階でやっとタイミングよく注文送信できたので胸をなでおろしました。

しかし、メールへの返信をはじめ、SNSの活用…そしてウェビナーとパソコンを使用している時間が長いので、少々身体が参っております。眼にも負担かかるなあと。その意味で、健康を害さないようにしてパソコンやタブレットを使用していく…という塩梅が大事いなるでしょう。オンライン授業で朝から始まり、午後まで…ということになった場合、それも連日続くとなれば、気になるのは眼精疲労。今の子どもたちはゲームなどなど…と眼精疲労を抱えている子どもは多いのかもしれませんが、だったら、余計に…気をついたい部分です。

やはり、オンライン学習についてはまずは環境を整えるところから始まると思っていて、今、生じている家庭による格差をどう是正していくかも重要な視点です。Wi-Fi環境、あるいはオンライン学習で子どもが専用で使用できるパソコンやタブレットがあるのかないのか?ここも気になりますね。現時点では環境整備ということもあり、低所得のご家庭には通信料負担なども…という予算も示されていますが、それがいつまでも継続するとは思えない。ここにもちょっと注意を払っておきたいところ。

八王子市では子どもたちの安否確認もかねて、給食提供を行うという話を聞いています。どんなスキームでやっていくのかしら。こちらも情報を集めたいなと思います。私たちの会派からは給食提供ができない今を乗り越えるために…と小中学生限定になりますが、1人当たり1万円の給付をしたいと提案しましたが、合意を得られなかったので、今度は「たましめし応援隊」支援を兼ねたチケット配布などを検討してほしい…という新たな提案をしてみましたが、どうなるか…。八王子市のような「安否確認」という意味を込めて実施するという構えを多摩市教委に求めたい。

パルテノン多摩の前を通りかかりました。「パソコンから逃れる時間」をつくるためでもあります。すでに、施設は閉館中です。「おうちにいよう」ということもPRされていて、異論はありませんが、市内にあるいろんな場所が閉じている中、私はやっぱり「逃げてもいいよ」ということも同時に発信し、その逃げ込み場所の一つが公共施設ではないのか?って思うんですね。そういういいでは、「逃げてもいい」、そして「逃げる場所があるよ」についても発信できるような多摩市であってほしい…と思っています。市長は今年度の施政方針で下記のように述べられています。

10年後の2030年は、SDGsに掲げる17の開発目標を実現すべき年となります。
2030アジェンダの基本的な考え方の1つである「誰一人取り残さない社会の実現」は、理想ではなく、リアリティを持って政策として掲げ、実現していかなければなりません。
2020年は、2030年に向けて大きな一歩を踏み出す年にしていきます。

大きな一歩を踏み出すにふさわしい新型コロナウイルスへの対応と対策をとっていきたいですね。期待したいところ。