わざわざオンライン…。

昨日は帰り道の空模様が印象的でした。9月議会内の常任委員会で本来なら行うはずだった協議会をオンラインで開催。感染症対策として密にしない、ソーシャルディスタンスということから、議会でも「オンラインを活用して」というのが、何となくブームっぽくなっていて、なおかつ何となく議会改革っぽさも醸し出されるところもよいのかなあ。特に、紙媒体を減らすことを掲げたり、議員活動をよりよくする観点から、タブレット端末の導入を進めている議会も多く、そこに税金を投入するということからも、市民に納得できる費用(税金の使い道)であることを理解してもらう意味もあるのかなあ。

多摩市の場合に地方とは異なって、市域の面積も狭く、議会のある市役所のところまで「わざわざ行かなければならない」という感じでもなく、むしろオンラインを活用した会議を開く方が…昭和頭の私には「わざわざ感」があるのですね…。まあ、ケースバイケースで、差し迫ってオンラインにしなければならないようなケースでは活用できるツールにはなりますし、例えば、どうしても会議に出席できない、やむを得ない場合など、オンラインで会議に参加できる方法があれば「欠席」をしなくても済むかもしれませんし。

要するに、オンラインで会議に参加する…を頭ごなしに否定すべきではないと思うのですが、でも、何というか「わざわざオンラインでやらなくてもな」という印象が拭えないままに終了したひとときであって、何となくもやもやするオンライン開催の協議会でした。

単なる「慣れ親しんでない」というだけの話かもしれず、これが「平常」となれば、違和感ないのかもしれませんが、画面越しの向こうに答弁者である職員の皆さんががいたとしても、パソコンに向けて質疑というか、しゃべりかけている自分がいるというだけで苦手です。

日々の暮らし…生活の中で、私たちは無意識のうちにも「五感」を働かせていることを忘れてはならず、生きる上で備わった大事な機能を自ら手放してはいけないなあとも思えた時間だったともいえるかもしれません。

協議会案件にて「多摩センターレンガ坂」改修について、いよいよ工事に入るという段取り含めて説明が行われたのですが、やはり複数の議員から「今回の工事については、ていねいに進めてほしい」という意見が出され、道路課からも工事内容については大幅な変更ではない限り(どこからどこまでを軽微な内容変更とできるのかはわからないが)、市民からの意見も反映させていきたいと思う…という答弁がありました。ユリノキ並木の景観のこと、自転車専用レーンのことなども含めて、私以外の議員の方からも出された指摘をどう受け止めていくのかなと思います。ちなみに、現在のレンガ坂は高価な材料で造られているので、それにも配慮したらどうか…と聞いてみたところ、いったんレンガを取り除く工事の際に再利用や再活用できるものはベンチなどで活用していきたい…ということでした。工事そのものもていねいに行ってくれるとよいなと思っていますが、事業者さんの腕の見せ所になるのか?!うまくレンガを剥がす技術、なるべく多くきれいに剥がしてほしいと願っていますが…。

もう一つ、今日の案件で気にかけておきたいのは「マイクロプラスチック問題」。昨年度、乞田川と大栗川で実施した調査でもマイクロプラスチックが発見されたという報告でした。見つかった量としては平均的な量というのか、「他と比べて多かった」ということではないようですが、でも「やっぱり、川の汚染も進んでいて、これからも進んでいくのかもしれない…」という現実を無視することはできませんね。今後は定点観測的にも調査をしながら、状況把握を進めていく必要があると思っています。何せ「気候非常事態宣言」ということで、生態系を守るために「水と緑を積極的の保全する」という視点から捉えていくことが必要です。マイクロプラスチック問題で指摘されることの一つとして、「人工芝」があるため、特に多摩市内のスポーツ施設にて使用されている「人工芝をどうしていくか」が真っ先に思い浮かびます。「利便性高い」と開発され、私たち自身も享受してきたものが環境を脅かす原因と要因になっていることを改めて認識したいものです。

感性が研ぎ澄まされている尊敬する友人たちに会えたランタンフェス。

 

まことちゃんの和菓子。台湾カステラが売り切れていて残念。飲食は基本的にNGという感じなので、持ち帰りになっていて、近隣公園のベンチなどが混みあっていました。暗くなってくると、どこからともなく人が湧き出てくるように…「非日常」を味わいに集まってきて…。空間としては面白く、また、いつもとは違う時間を過ごせる楽しみの一つにはなり、それはそれで良し。ただ、この賑わいは何にどうつながっていくのだろう。つなげていきたいのかなあ…と思いながら、ランタンを眺め、夜市を歩き、「スワンベーカリー」のパンも売り切れていたことのがっかり感とともに帰宅。個人的には夕方ごろの豊ヶ丘児童館周辺もぐるっと一回り…子どもたちが元気に集まり、遊んでいて…大人に邪魔されることのない時間を過ごす「日常」に出会えたほうがうれしいことだったかも。ここにある「日常」…という感じに安心感が持てるなと。うちのすぐそばの諏訪児童館でも館長が子どもたちと一緒に走って遊んでいて、その雰囲気が児童館をつくっているなあと思ったのでした。ランタンフェスは明日まで。夜風にあたり、お散歩するのも悪くはないなあという感じで、てくてく歩いて、今日は久しぶりに運動不足解消できたかなあ。