もちろん全会一致で。

20151208

今日は補正予算の審議が主な議事日程。結論的に言えば、もちろん全会一致で可決です。内容としてもそれほど問題になるような事項が盛り込まれていないということはありますが、しかし、「うーむ・・・これ?!」と思わずにはいられないような事業が無きにしも非ず。それにしても、多摩市議会の全会一致風景は、私たちにとっては非日常ではなく・・・もう日常。しかし、他市の議員さんと話をしていると「ありえない!」と目を丸くされることの方が多いですね。

これをよく解釈するとすれば・・・市長が上手に政治的な調整を図っているということかもしれません。市長が・・・というよりか、副市長が・・・ということになるのかもしれませんが、部長さん方なども含めて、各会派や各議員の要望によく耳を貸しているというか。一方の評価についてはさまざまあると思いますが、あえてここでは言及しません。

今日の補正予算の審議では、直接審議には関らなかった内容かもしれませんが、子ども青少年部に関わる保育予算などのところで先般報告の在った「監査委員」からの「定期監査報告書」の内容に触れました。かなり厳しいことが書いてありました。事務処理ミスも細かなところではあるようですが、ミスというのではなく、そもそも慣例的に実施されていた事務処理があり、それがルール化されていないのではないか?という指摘などなど。事務執行上の誤りなどにかなり突っ込み、厳しく指摘がなされていたのですね。改善是正がどのように講じられているのかも含めて、一言述べておかねば・・・と思ったので機会をいただきました。

私たち議会は「事務処理ミスなど発生しない」ということを前提にして、行政に執行を委ねているわけなので、こうした監査の指摘事項にどのように速やかな対応が行われ、そして改善是正されているのか非常に気になるところです。ここのところ、行政事務が不適切であったことなどで問題も発生しているので、「内部統制」に対しては、事あるごとに指摘されているところです。一人ひとり職員さん、かなり奮闘していることは(決して肩を持つわけではないのですけど)私も見ていてもよくわかるのですが、しかし・・・こうした組織としては致命傷にもつながりかねないミスが多数発生しているということ。真面目に職務を遂行している職員にとっても、私たちにとっても「どうして」とガッカリと言うか、悔しいというか・・・そのことによって業務に対する信頼が低下し、市民の不信感の要因となり・・・「職員は税金泥棒」的にしかとらえられない、「議員も怠慢すぎる」と言われてしまう・・・とても悲しいことですね。ですので、私たち議会にとっても監査委員さんの指摘事項がきちんと受け止められる職場になっているかどうかは気がかりなところです。

スムーズな議事進行となり、12月9日の本会議は休会となりましたので、溜まった自分の事務仕事を処理したいと思います。