まちの品格を守ってくれた存在。

いよいよ、来月には閉じることが発表されている京王プラザホテル多摩。テナントの一つだった信用金庫も移転し、他のテナントはどうするのかなあと思いながら、久しぶりに足を運ぶ。いろいろな場面でお世話になってきたホテル。大事な話し合いとか。特にラウンジのDUETは天井も高く、比較的静かな環境でもあり、ゆっくり過ごせる場所で好きだったのになあ。

32年間、ここで街を見守ってくれたのだなあとしみじみ。

お気に入りのモンブランケーキを注文。ここに来るたびに欠かさず、いつも注文しているからわかるのは、ちょっとずつサイズが小さめになり、小ぶりになっていることかもしれません。でも、必ずモンブランケーキを注文して、マロングラッセ風がおいしいなあと思いながら栗をいただくのです。

「京王プラザホテルがなくなってしまうと多摩センターの品が落ちてしまうように感じる。」

という意見を伺って、「なるほどなあ。」と。確かに「京王プラザホテル」があるというステイタスが多摩センターの品格を担保してくれていたに違いなく、閉鎖されてしまうことのインパクトは…大きい。痛手と言う意味で。

もう一度、来れるかな…と思いながら、ありがとうだなあ…をしみじみ感じて、帰路に。

そして、何となく目についたのはこちらの看板。イルミネーションで街のイメージアップとか、駅前の階段を上り、パルテノン大通りに出るところには、キティちゃん仕様のクリスマスツリーが出迎えてくれたりして、かわいいのに・・・しかし、こんなに薄汚れてしまって。寂れ感が醸し出されていて…何となく、気持ちが盛り下がる…ため息。この看板と写真撮影する気は起きません。「まちを大事にする。」とか「ていねいに街づくりをする感性。」みたいなことを思わず考えさせられます。「まちの品格」はとても大切にしたい観点。京王プラザホテル多摩があり、多摩センターという場所が助けられてきたことを忘れてはならない気がします。そして、その存在が当たり前ではなくなる…来年年明け早々から、結構、まちにとっては辛い話題だなと再認識した昼下がりでした。

明日は今年最後の本会議。12月議会最終日です。それにしても今日は過去最上級の寒さでして、朝から指先が痺れてしまい、白板にマーカーで文字が書けないほどでした。

猫背気味が、ますます猫背になりそうなので気をつけようと思う写真…。

聖蹟桜ヶ丘駅前でペットボトルのクリスマスツリーが素敵。児童館がこうした取組みで地域に発信してくれることが本当にうれしい。来年は多摩センターにもぜひ!と思うけどなあ。「循環していく」をいろんな場面で感じさせられる今日この頃。まちの営みに欠かせない視点の一つですね。