まさか発言時間が残るとか?!

20160927

今日も決算審査です。それで・・・私個人的には自分自身の発言持ち時間はとっくに消化していたのですが・・・・。会派プール制でもあるので、大野さんからちょこっと時間を分けてもらったり、増田さんからも時間をわけていただいたり・・・しているのですが・・・それでも、もしかしたら時間が残るのではないか?!みたいな気持ちになり、急遽質疑を仕立てるというあまり宜しくない状況に陥っております。あえて、議場で発言しなくてもいいか・・・と思うこともあるので、それについてはまた別途何かの機会に・・・と思って考えていることまでを一生懸命吐き出している感じになっております。

決算審査の場合、それぞれの事業内容をある程度把握していることも必要なので、普段、あまり気に留めていないというか、気にしていないというか、興味や関心の範囲に入ってこない事業のことについては、0から調べて勉強しなければならず、・・・いきなり質疑ができるというものではないのです。ですので、急ごしらえすることになると、なかなか大変です。

とは言え、一応、言質を取るということにはつながるので、気になっていたことをいくつか確認することはできた気がします。「質疑するまではなかったかもしれないけれど、でも質疑したことで、もしかすると質疑しなかったよりは良かったかもしれない。」という感じで。一つは学校トイレの洋式化問題と、学校の施設整備の問題・・・現在示されている計画にはのっていないけれど大規模改修、あるいはトイレ改修が必要な学校への対応を急いでほしいという指摘、なおかつ、学校は義務教育施設、重要な場所ですので・・・・絶対になくすことはできない場所として、今後の建物維持保全改修計画をしっかりたてて欲しい、庁舎とか清掃工場と同じくらい生活に欠かせない建物であることを念頭に取組みの優先順位は上げることを求めました。

もう一つは・・・学校図書館について。各学校への配当予算も年々減少している中、学校図書館=図書室の本を購入する予算も厳しくなっているのが現状。その意味では、団体貸出や学校支援する公立図書館の機能に期待されているし、その役割も大きくなっていると伝えました。そして、公立図書館の職員さんが各学校の図書室の実態を把握するために足を運ぶことから改めて図書館全体政策の方向性、今後果たすべき役割も整理してもらいたいと考えています。折しも、図書館本館の新規建設に向けて取り組もうとしている時期ですので、この際、議論を深めてもらえたらいいなと思っています。ですので、その一度、図書館職員による各小中学校の図書室の見学をおすすめしたいと思います。現場を見ると、何をしなければならないか、より見えてくるはず!
実は学校図書館司書さんは学校指導の枠組みの中で雇用されており、図書館が雇用している職員ではありません。ですので、やっぱり縦割りの壁がある。学校図書館司書さんにとっての司令塔は図書館ではないということが、言うほどには連携が進みづらい原因かなとも思っています。以前、北海道の石狩市の図書館を視察した際には、学校図書館司書さんも図書館雇用の人材と位置づけられており、図書館とも人材交流が図られていました。ですので、より連携が図れるというか・・・・学校図書館司書さんとして雇用された場合でも最初の1年間は地域にある図書館で業務に従事し、その後、一人立ちし学校図書館での業務にあたるというスキームになっていました。まあ、雇用の在り方とかって言うのは問題ではなく、要は連携ができていればさえいいのですが、行政縦割りをどう解消していくかは言うほどには簡単ではありませんので・・・・。そういう意味でも、わざわざかもしれませんが、きちんと公式の場で質疑をして一定の答弁をもらっておくことは意義があるのかもなあ。

 

あっ、あと、教育センターのところでもちょっとした指摘をしておきました。多摩市では決算審査に合わせて、各部署で事業に関する振り返りをしていて、総括表としての「事業カルテ」を作成しています。でも、そのカルテの内容が不十分な場合もあり、教育センターの取組みに関しては、「市民に一年間の取組みをしっかり伝達する」という点からはやや課題があるかなと思ったので。せっかく取り組んだことも掲載されていないのは残念なこと。ここには実は理由があるかなと思っていますが、事業カルテの作成がルーティンワークになっていて、単に前年のデータを上書きするだけになってしまった・・・というケース。これは教育センターに限らずなんですが、例えば、人事異動などで人が変わった場合には本来は特筆すべき活動があったにもかかわらず、そのことがうまく引き継がれていなくて、仕事の振返りの中では見落としている場合もありそうです。そのあたり、業務の引継ぎがどうなされた?という視点にもなっていくこと、あとは担当者が作成した事業カルテのチェックをどう行っているか?ということ・・・ここに対する指摘も出来そうです。

 

みんな忙しすぎて、細かいところまで気くばりできていないというか、ちょっと抜けてしまう場合もあるかもしれませんね。でも、「ああ、そうだった」って気がつくこと、改めてハッとさせられることがあっていいと思います。一つ一つ、次に活かしていけばよいと思っているので。

 

というわけでしかし明日が決算審査最終日ですが、会派の持ち時間もまだたっぷり残っているため、今日はこれから明日に備えて少し質疑内容考えてみたいと思ってます。発言時間が余るということで・・・・「だったら、持ち時間一人30分とか必要ないんじゃない?もう少し、持ち時間も減らして、会議の回数も減らして、効率よく議会運営しょう・・・」みたいになっても困るので。いただいた発言時間はできる限り使わないと。ちなみに、今日の写真は市役所ロビーです。職員さんの手作りポスターなのかなあ。味があっていいですね。かっこよさとかスマートさも必要なのかもしれませんが、こうした手づくり感が心に響く場合もありますね。