どうしてパルテノン多摩が必要なのか?

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「どうしてパルテノン多摩が必要なのか?」

たぶん、今、議会で真剣に議論しなければならない議題の一つではないか?と思っています。何せ、次年度予算で大規模改修等に向けた基本計画基本設計について約2億円の予算が計上されているからです。

しかし、そのことについて議論する場はあるのか?…と言えば、行政の見解を聞きだす場はあるけれど(代表質問とか一般質問、もしくは予算質疑)、議員どうしで意見交換するような場は今のところありそうでない・・・あるんだとすれば、子ども教育常任委員会の所管事項にはなっているのだけど・・・でも、ここだけで議論するのもまた荷が重すぎるというか。

と考えつつ時間が経過しています。

週末にアースビジョンエコフェスタがパルテノン多摩で開催され、とても賑わっていたわけで、それはそれでいい内容で盛り上がっていたなと思った一方で、これらのイベントは「なぜ、パルテノン多摩で開催するのか?」と同時に考えてみるとき・・・例えば、この場所が大規模改修の際に一時的にも閉館になった場合にはどんな対応をしていくだろうか?

あるいは、毎年実施している長寿を祝う会についても会場がパルテノン多摩だけれど、同じく一時的閉館時の対応をどうしていくのか?とか・・・。多摩市平和展は?・・・市民文化祭は?・・・小学校の連合音楽祭や小中学校の美術展なども含めて・・・もっと他のイベントもあるかと思うわけですが、どうしていくのかなあ?とおぼろげにも考えるわけです。これまであまり意識してこなかったわけですが、パルテノン多摩の必要性、その存在価値や意義が改めて見直しされていく可能性は大きいです。

もっと言えば、単なる「貸し館」で単なる「貸し室」「貸ギャラリー」にしかならないような運営・・・正直、「パッとしない」感じであっては困る。華やかである必要はないとは言え、「多摩市の文化施策」をリードしていける拠点にならなければ存在意義は市民に理解されないって思います。現在、パルテノン多摩の運営は指定管理者で財団法人多摩文化振興財団。開館以来ずっとそこが担っているのですが、約30年の経験は蓄積されているはずですが、総体として「ちっともその発展性が感じられない。見られない。」という点は指摘せざるを得ないでしょうね・・・残念ながら。個々には評価できるような点もありつつも全体としてはしりすぼみと言うか、単に古びただけというか・・・・そう感じている市民が多いのもまた事実。

で、その施設の大規模改修に取り組むというわけで、数億円の世界ではない数十億でもない次元で改修費を投じようとしているからこそ「なぜ、パルテノン多摩が必要か?」について、私自身も改めて語れるようにならなければ・・・と思うのですね。

 

「単なる大規模改修」

 

とする考えもあるかもしれませんが、それは「現状に甘んずる」と言っているのと同じこと。それでは市民は納得しません!・・・市民を説得することもできません!

この現状を脱していかなければならないでしょうね。パルテノン多摩をどうすべきか?・・・ぜひ、ご意見お聞かせ下さい!