とまりぎ。

午前中に、発達に凸凹のある子どもたちの成長とともに歩んでいる保護者の皆さんの情報交換の場に参加してきました。子どもがまだ小さいころには、子育て広場などで顔を合わす機会も少なくなかったようすが、子どもが成長するにつれて、保護者の皆さんもそれぞれお仕事をされたりとか、取り巻く環境を変えていることもあり、こうした場を調整するにも意外と日程を合わせるのには苦労しているのだとか。

もともと、地域にある保育園の子育て広場で出会ったご縁をつないでできている場なので、かつて広場でお世話になったという保育士さんたちも参加をされていました。乳幼児だったその子、その子の姿も思い出しながら、近況報告を聞きつつ、成長を喜び合ったり、あるいは、また新しい困りごとや悩みを共有し合いながら、「困った時にはいつでも戻れる場所」というのか、「相談できる人たちがいる」というサークルの存在は保護者の皆さんにとっても心強い。そしてまた、子どもたちの年齢もさまざまなので、先輩ママから後輩ママへのアドバイスと言う感じで、教育委員会のこと、学校のこと、支援センターのことなどなどいろんな情報が飛び交っていて、傍らでご一緒させていただき、有意義な時間を過ごすことができました。

当事者でなければ、わからないことが本当にたくさんで、そこにある葛藤や悩みなど…理解するなんてことは到底できないのですが、でも、一つひとつ、子どもの抱えている困りごと、課題をクリアしてきた苦労、それを乗り越えて、ホッとして、安堵している気持ちに触れる時、「抱え込まないでいられる」ことがきっと大切で、こうして心の中を吐露できることが必要な時間なのではないかと思うのでした。保護者の方からの話しを聴きながら、子どもの成長ぶりを掴んでおられるんだなあ…という保育士さんたちのコメントが素晴らしい。うまく紹介できないのですが、「子どもの自立」を促していくために、その子その子の成長に合わせて、保護者がちょっとずつ差し伸べていた手を引いていく感じをうまくガイドしているような感じがありました。

とてもいい時間を過ごせたなあと思いながら、午後もいつもビシバシ、ちゃんとコメントしてくれるお友達と出会い、情報交換をしたのですが、同い年だと、健康とか美容とか…維持する秘訣をどうするかとか…楽しい話題にもなるので、いつもとはまた違ったエネルギーをチャージできた気もします。小中学校時代の多摩市の様子を共有できる同い年のママの存在は心強いですね。ありがたいです。

ふと、今日一日のことを考えていて、「とまりぎ」という言葉を思い出しました。大事だなと思って。明日で金曜日。議会前なので、「一般質問の調整をさせてくださーい!」という電話がかかってきますね…職員さんたちも、答弁書を作成するのに忙しい時期ですね。12月議会、来週木曜日から始まります。