つじつま合わせ。

来月は桃の節句なので、とりあえず「雛あられ」だけ購入。関東風は砂糖がけで関西風はしょうゆ味らしい。2種類の味があるようです。でも、砂糖の味を食べたら、次はしょうゆの味、そしてまた砂糖の味・・・しょうゆの味・・・としたほうが楽しそうですね。ただ単に食が進み、食べ過ぎるだけかもしれませんが。

「つじつま合わせ」…という言葉が思い浮かんでは消え、思い浮かんでは消え…というような予算書を見ているとついついそんな気分になってしまうというか。分厚い予算書(と言っても、タブレットの画面で見ているのですが)を1ページずつ見ながら、新しく取り組む事業に必要な予算がどこに計上されているのか?とかチェック中です。

それにしても、パルテノン多摩が4月から閉館するというのに、文化振興事業等業務委託料で252,744千円なんですね。業務委託料なので内訳については「教えない」となるのかもしれませんが、委託先は公募するわけではなく、特命によって決定している先。ですので、見積とか出してもらいたいですね。パルテノン多摩が開館しているときであっても3億~4億の間で指定管理料…で、閉館するのになぜ指定管理料にも匹敵するくらいの金額を多摩市文化振興財団に支払うことになるのでしょうか?金額だけしか見ていませんが、ものすごい驚きです。市民への説明をいかにするのか、議員にも問われることですから、なぜ、このような予算になるのか、その必要性について納得のいく説明を求めていかねばと考えています。

正直、ちょっとかかりすぎではないのか?…が市民感覚ではないでしょうか?こんな場合には「つじつま合わせ」とは言わないのかもしれませんが、ある意味で、財団という組織を無理やり存続させていくためにあれこれと理屈をつけて支出している予算だとすれば本末転倒ではないかと思うものです。財団が今すべきことは何なのか?組織内部の改革や人材育成や、やるべきことに集中できるような体制になっていくのか気になります。

今回は多摩市から事業を委託するというわけです。財団存続のために、わざわざ「文化振興事業」について行政側から「仕事づくり」をして、それを任せるという発想では困ります。財団を維持するためにお金が必要で、そのために仕事をつくって任せてあげて、何とかお金のやりくりをしてもらう…?

財団の存続は既定事項で既定路線であって、そのことにも様々な意見はありますし批判もありますよね。「財団がなくなったら困る」という声は意外と小さい。そんな中で財団が存続していくわけですから、相当に組織改革やらテコ入れなどをしてかねばならない時期。そのために必要な取り組みに来年度はどんなメニューがあるんでしょう?とはいえ、そのために多摩市がお金を支出する必要性はどこまであるのでしょうか?なぜなら、財団は時には「市から独立している団体」だと主張するわけであり、一線を画している場合も多いですね。それなら、組織改革やら組織の再構築にしても本来は自力でやるべきことですね。

 

今日は都内に出かけ、ものすごい有意義な集まりに参加をさせてもらい、新しい情報やら知識やら…また詰め込んできました。今回、英語教育のことについても質問内容に含めているのですが、そのことについてもアドバイスをいただいたり。

それにしても、「日本一英語を話せる児童、生徒」というスローガンを掲げてオンライン英会話を導入しているとはいえ、中学2年生で2回、中学3年生で1回という合計3回の体験というのか、経験で何がどう変わっていくのか…正直、他地域で英語の教員をなさっている方々にお話を伺いますと、「え、オンライン英会話はたった3回だけなの?!」と驚かれます。表向き、「オンライン英会話を導入!」とキラキラした感がありますが、その内情というか、実態を知るとびっくりされるというのには、「それだけで話せるようにはならないでしょう」という気持ちがあるからに違いないわけであって、私もそう思っています。高い目標を掲げることは否定しませんが、その目標を実現するための具体策が3回のオンライン英会話とあと何があるんだろうか?と思えてなりません。

ということなんですが、来年度の予算にもやっぱりオンライン英会話についての予算は計上されていて、そのことは〇だとしても、従来通りのやり方で一体何がどう変わってきたのか?について、こちらも納得のいくように税金を使っていることの説明責任を果たしてもらいたいなあと思うものです。

 

「雛人形をしまい忘れると婚期が遅れる」なんて言い伝えがありますね。その前に、毎年出していないとどうなるのか…と思っていて、ここ数年は「忙しい」を理由に片づけたままになっているので、今年は箱から出してあげようと考えています。