さくら満開!

市内は満開で、ゆっくりとお花見をしたい…という気分はさておきの議長公務の一日でした。多摩センターさくら祭りの開会セレモニーでは、春の光が降りそそぎ、ポカポカを超える暖かさというのか暑さになり、むしろ陽ざしに日焼けを心配しながら、ご挨拶をさせていただきました。乞田川のせせらぎと満開の桜、そしてまた時折風が吹いたら、舞い落ちる花びらと…。多摩センターのさくら祭りの主催者は多摩センター商店会のみなさんですが、どちらかと言えば、古くから多摩に所縁のある方々で、‘地元愛’というのか、とにかくも地域を良くしたい、盛り上げたいという気持ちで取組んでおられることが伝わってくるのです。ただ、商店会の活動も会員になっているみなさんそれぞれが本業でお忙しいということもあり、イベントをまわしていくことも大変だという話しも伺ったことあります。こうしたお祭りにも最初から最後までお付き合いすることが出来ず、せっかくお招きをいただいたのに…と思うわけですが、どこかでまたお手伝いしたいなあという気持ちになりますね。頑張っておられる皆さんの心意気に触れると、一緒に活動したい、応援をしたい気持ちが自然とわいてきます。

ところで、多摩センターのさくら祭りではオープニングの太鼓がすばらしく、聴き入ってしまいました。幼稚園くらいの子どもがちゃんとリズムを刻み、太鼓を打つ姿がかわいらしかったです。

乞田川に浮かぶ花びらがまた、いいのですね。味わい深い感じです…それにしてもお花見日和でしたので、乞田川沿いを歩きたいなあと思いましたが、そうこうしていられず…せいせき桜まつりへ。まずは、お目当ては「浪江焼きそば!」だったのですが、既に長蛇の列…。

ですので、開会セレモニーが終わってから…残っていますように…と願いつつ、とりあえずはその場を去りましたが、やはり200食はあっという間に完売してしまったようです。来年はもう少し、食数を増やしてもらいたいなあ。食べて飲んで、東北を応援すること…それほど大きな胃袋は持ち合わせていませんが、それもまた私のできることかもしれないなあ。

九頭龍公園でも満開の桜の木のもとでレジャーシートを広げた家族がたくさん!

 

そして、開会セレモニーでご挨拶をさせていただいたのちに、恒例の交通安全のパレードに参加。ハローキティちゃんも参加して、とても華やかで賑やかでした。

 

私も市長や商店会連合会の平会長、社会福祉協議会の伊藤会長をはじめとするみなさんと一緒、見事な桜のアーケードのもとで歩かせていただきました。その後は、観蔵院の会場に足を運んだり、九頭龍公園会場に戻り、「お茶っこサロン」にご挨拶に行ったりして…ちょっとプライベートに戻るひととき。

と言っても、娘のボーイスカウトの保護者会。「あなたは、私のことは忘れているのではないか?」という辛辣な一言を遠慮なく言い放つようになった成長ぶりを歓迎し・・・?とりあえず出席してきました。そうはいっても、次の公務がありましたので、途中までで退席したわけですが。

そして、ブラスフェスタ多摩2019にお招きをいただいていましたので、ありがたく鑑賞させていただきました。突然に、「挨拶をお願いします。」と言われてしまい…焦りました。というのも、昨年はお招きをいただくも、伺うことが出来なかった記憶ですし、これまで一度も足を運んだことのないコンサートだったからです。自分がよくわからないままに挨拶だけをするというのはとても苦手なんですよね…私。実際に経験したことないことを、あたかも経験したことあるように話すなんてこと、とてもとても私にはできないことなんです。一番苦手。心無い挨拶というのか、うわべだけの挨拶は人には伝わらないような気がしてなりません。そんなわけで、私は挨拶をするときにはある程度…事前知識を頭に入れることにしているんです。そしてまた、私が失礼なことをするというのは「私が」ではなくて、「多摩市議会議長」がですので、そこにはやっぱり、多摩市議会として恥ずかしくないようにせねばと、それこそ、見た目以上に私はいつも緊張をしています。

ですので、私…ものすごく慌てました。大丈夫かな…私とか思いながら、冒頭で挨拶をさせていただいたのですが、なんと私…思わず、「ようこそパルテノン多摩へ!」ということを言ってしまいました。こんなこと言うつもりなかったのに…(笑)

ちょうど朝日新聞の朝刊に、ブラスフェスタ多摩のことが掲載されていましたが、ここで、稚拙な文章でつづるのは申し訳なさすぎますが、すばらしいコンサートでした。そしてまた、パルテノン多摩に定着してきたコンサートをこれからも継続させていかねばならないと強く感じました。私たち多摩市の文化政策を語るのであれば、まずは何を見て、何を感じて、そしてまた何を考えるのかが大事であることも改めて認識させられたひとときでもありました。

コンサートが終わってから、控室にご挨拶に伺いました。わざわざ大阪からいらしてくださってブラスフェスタの合同バンドの指揮をとってくださった丸谷昭夫先生です。先生は片倉高校の演奏の際にも指揮をとっておられたのですが、譜面台にはプログラムがのっていただけ…「あら?楽譜は?」と思ったので、そのことをお伝えしますと…「そんなところ見ていたの?」と驚かれました。でも、驚きますよね。指揮者のみなさんの譜面台…楽譜がのっているのが普通ですよね。そんなわけで、丸谷先生と数分だけのご挨拶をさせていただいたのですが、とてもありがたくうれしい出会いになりました。「また多摩市で再会したい!」と思います。そのためにはブラスフェスタ多摩が継続されなければなりませんから。

これで私の日曜日が終了…ということです。平成最後…なんてことを言い過ぎているかもしれませんが、平成最後の日本の春…今年は…考えてもみれば長く桜を楽しめてよかったなあ。