ごみが必要な理由?!

 

20160113

新年初めての会派会議。カビパラまんじゅうのお土産をいただく。癒し系動物と言われていますが、本物にはまだ出会ったことありません。キャラクターグッズの方が親しみがあります。

ということで、議会運営委員会で各会派の宿題になっていることなどなど議論をしたり意見交換など。特に、「議会報告会」をどんなかたちで開催していくか、内容はどうするのか?・・・について各人各様に意見を述べ合いました。多摩市議会が東京都内で初めて議会基本条例を制定してからも時間が経過し、この間2度の改選があったので、当時の経験を共有できる議員さんたちが少なくなっていて・・・それはそれで当然のことで、決して否定的に捉えるべきではないと考えているものの、「何のための議会報告会であるのか」「何を目的に私たちは議会報告会の開催を考えたのか」などなど・・・改めて原点に立ち返った議論が必要になっているのかもと感じています。

ついついルーティンワークになりがちで、なかなか広がっていくとは言えない参加者の輪を広げていく工夫はもちろんのこと、そもそも多くの参加者がいれば、それで目的は達成できるのか?等など含めて、新しい発想なども入れて議論していかないと。既存の発想に捉われていては何の発展性もなくなり、ついには議会報告会開催の意義すら問われることになりそうです。

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ところで、昨日、生活環境常任委員会の勉強会があり、「多摩ニュータウン環境組合」からの情報提供などがあるので・・・と参加できる議員はどうぞ!ということだったのですが、あいにく都合がつかなかったため、資料だけいただき目を通したところです。

ごみの減量は進めてきたことであり、今後も進めていくべきことなわけですが・・・・「一定量のごみを確保していかなければ清掃工場の運営そのもの」に影響が出るというわけです。人口も減れば、当然にごみも減りますし・・・そしてまた、それ以上にごみを焼却しないためにいろいろな工夫が行われています。それはもちろん当たり前のこと、悪いことではない・・・のですが、隣接する温水プールと総合福祉センターへの余熱供給をはじめ、余剰電力の売電収入の確保をはじめ、ごみが減量の一途を辿ることにより影響が発生すると見込まれているのです・・・・。現在、八王子や町田市の一部地域地区のごみについても受け入れをしていますが、そのエリアを拡大することによって、清掃工場に持ち込まれるごみの量を増やそうというわけです。

痛し痒しというのか、何と表現すればいいのかよくわからないわけですが・・・現在の清掃工場は焼却炉が2基設置されていますが、建設計画があった時には、プラス1基だったそうで。最後にプラス1期の新設は凍結されたようで、ホント、その判断は良かったと考えていますが、それにしてもオーバースペック。しかし、仮にも・・・ごみは減少し続け、温水プールなどへの余熱供給などができないともなれば・・・・温水にするための経費がまた別途必要になるわけで、もちろん市の負担増!そんなことになれば、温水プールの存続そのものが議論されるでしょうが。

いずれにせよ、清掃工場を望ましい姿で維持するために、「ごみを増やしてください!」なんて本末転倒なことは言えないわけですから、やはり、ごみの搬入量を増やしていくための広域化を図っていくべきでしょうね。清掃工場の新設はもともととても難しい行政課題。立地をめぐっても、いろんな難しい問題もあるわけで・・・そうそう簡単に広域化が図れないのかもしれませんが・・・・。あわせて、清掃工場の問題で言えば、もちろん経年劣化、老朽化の課題もあるわけで、こちらへの対応も進めていかなければならないし。こちらも頭の痛い問題です。今、話題になっている公共施設の再編問題では別扱いになっているのですが、ちゃんと頭の片隅に入れておかないとって思っています。

人口減少社会が見えている・・・そのなかでどう考え判断していくか、私たち一人ひとりもまた問われる問題。逃れることができない課題ですね。