おくすりのはなし~諏訪商店街で開催

 

 20150622

諏訪商店街で「おくすりのはなし」という試みがあると聞いたので、足を運んでまいりました。現役のお医者さん、薬剤師さんたちと私たちが身近な話題、ちょっとした疑問などを気軽に話し合う場です。「かかりつけ医さんって、どうやって選んだらいいの?」「薬の飲み方って?」「薬局って何するところ?」「同じ薬でも処方してもらう薬局によって値段が違うのはなぜ?」・・・・ということで、参加者も一緒に話し合える場でした。そして、新たなる発見とは!・・・・「かかりつけ薬局」をつくるということ。総合病院でない限り、だいたいは診療所に一番近い薬局でお薬をいただいて帰ってくるのが一般的かなあと思いますが、そうではなくて、「行きつけの薬局」を持っていて、薬剤師さんと顔見知りになって、いろいろと相談できることの大事さを学びました。それから、今は薬剤師さんも在宅訪問をしている話しとか、そこで飲み残している大量の薬が発見される話しなどなどリアリティに富む現場のことも伺うことができました。すごくタメになった!

小規模で参加者も一緒におしゃべりをしながら、意見交換していけるのはやっぱりいいなと思いました。講演会スタイルで一方的に話が聞ける・・・これもまた良いわけですが、本当の意味で理解を深めることができるというのは、やっぱり一方的な説明では十分とは言えなさそう。これは、まちづくりでも同じですね。市政運営においても同じことだなって思うものです。

今日は休会でしたので、会派で打ち合わせをしました。できれば、今回議案になっている公共施設の使用料の改定案について、市長からの提案は10円単位での見直しが行われていて、130円とか、470円とか・・・になっているのですが、もともと基本方針では利用料金については100円単位にすることが書いてあるので、方針の「基本」に則したかたちで金額を設定したほうがわかりやすいなと思うわけです。そもそも利用者が施設運営費の一部を負担するという考え方を否定するものではないのですが、市民と窓口でお金を収受することを考えても「100円単位」のほうがいいのになあってこれは個人的にもそう思います。行政が一年近く前から、いろいろと市民とも調整してきた話・・・とは言え、市民のアンケートでも「10円単位」の細かさについては「やめてほしい」という声もありました。今回はちょっとずつの利用料改定で、市長提出の議案どおりにとおれば約1000万円の収入増につながるそうです。財政的に困難で厳しいことは確か・・・でも、使用料収入をちょっとずつちょっとずつあげて・・・だけど、施設そのものの使い勝手が飛躍的に良くならない、改善もされないという現状をどう捉えて、市民に説明すればいいのかなあとか思ったりもします。

それにしても、使用料を上げる前に本当はもっと大胆に公共施設の見直しについても取り組んでほしいし、そういう意欲を燃やしていたのが阿部市長だと思ったのですが、何だかすっかり尻すぼみでトーンダウンしているのも気がかり。このままいけば、どうなるのかと心配です。何しろ、今回の子ども教育常任委員会では確定的な金額までは示されていないものの、パルテノン多摩についても大規模改修が必要で、目が飛び出るくらいの改修費が必要だとのこと。仮にも、パルテノン多摩が今、行政内で想定しているスケジュールにてそのまま大規模改修するとしたら・・・?今、話題になっている公共施設の見直しやら再配置やら、どうなっていくのでしょう?例えば、公共施設の再配置の意味からも方向が示されていた新規建設の施設の青写真(例えば図書館とか)などは吹っ飛びそうです。そしてまた、学校の大規模改修費用についても心配です。影響でそうだなあと・・・・。市長のリーダーシップのもとで仕事をしている職員たちは、今のこんな状況をどう見ているのかなあと思ったりします。「待ったなし」という言葉を聞くけれど、状況が「待ったなし」のごとく動いているようにも感じられないというか・・・。何とも言えない感じを受けているのは私の思い違いなのかもしれませんが・・・・。

 

ということで、明日から委員会が始まります。私の所属する子ども教育常任委員会は26日金曜日です。