「議員の日常」は千差万別で

久しぶりに…主に高齢者の皆さん向けのお弁当作りに参戦。私の仕事は…弁当箱を並べることにプラスして…今日は1本のたくあんを120枚に切りました。たくあん…自分では買わない商品すぎて、久しぶりにというよりか、「初めて切ったかもしれない」というくらいの感覚。120カット×2本…うまく切れるようになった気がする。

別の予定があったので、途中まで手伝いをしてから移動。午後は都市計画審議会が行われたのでそちらに出席。そしてまた、「ちょっと、話したいことがあるので。」ということで、市民の方とお目にかかり、一日が終了。

‥‥ということで、これが私の今日の一日です。でも、帰宅してから、代表質問の原稿を作らないと…と思いながら、一応、パソコンを見る時間2時間以内と決めていて、カチャカチャやっていましたが。

「議員さんって、仕事、どんな感じなんですか。」

と言われると、ホント回答が難しい。あくまでも「私の場合」しか回答ができず、定例会があるときには、会議に出席するけれど、それも本会議と自分の所属している委員会のみ…。あとは、来賓で呼ばれたりしたらイベントなどに出席もしますが、議長など役職がなければその他大勢なので「行きたければ行く」という場合もありますし…。市民の方からのご意見をいろいろ伺うというのも仕事の一部だと思いますし。

多摩市の場合には議員専業の方が多いですが、議員を本業とはしていない方もいらっしゃいますし、ダブルワークではないですが、別の仕事を持ちながら議員活動をしているという場合もありますね…多摩市議会に限らずで。私の場合はあれこれとやれないタイプなので、ジャンルの異なる他の仕事も相応の責任感を持ってやりこなしながら、他の仕事をもって議員活動もやっていて…というのはあまり考えられないのです。

人それぞれ。

活動に対する向き合い方というのか、活動の仕方は全く異なるので、モデルなど無い!…と言う方が早いのですが、しかし、それではあまり説明になっていないかなとも思ったり。しかし、議会の質問をどうつくっていくのか?、調査活動をどうやるのか?…市民とどう接していくのか?などなどやっぱり、人それぞれなので、「あくまでも、私の場合は」となってしまいますね。そしてまた、私のやりかた、私の場合…これが正解でもなんでもなく、同じようにやれば「○」というわけでもないのです。結局、最終的には「○」であるかどうかも含めて、市民のみなさんに評価していただくのが選挙となるのではないかと思っているのですが、「初めて議員に立候補するときにはどうしたらいいのか」と言われると、これまたなかなか答えが難しく、私のように突然降ってわいたような補欠選挙に立候補したケースと「議員になりたい」という想いを温め続けて立候補の準備を整えて選挙に臨むケースとでは異なります。「議員になりたい」と志す方にその仕事の内容を説明するというのは意外と難しいのです。

こうして、朝の駅頭をやる理由もそのやり方も…人それぞれ違います。やらなくてもいいわけですから。久しぶりに「議員って?」と尋ねられて、取り留めもなく自分自身に当てはめて考えてみたのですが、ただし…どの議員も「公私の区別」、その境界線がどこにあるのかはっきりしていないのではないかと思っていて、自分の日常が丸ごと議員活動…という実感を持っている人の方が多いような気がします。そして、子どもや家族優先と思っていても、決してそうはできない現実があることもまた事実。子育てをしていると、そのことが意外と辛かったりするんですよね。あとは、自分が考える「市民にとって必要な活動」をやっているということは間違いないだろうな…とも思います。

ちなみに、議員活動も千差万別ですが、議会活動…という点においても、多摩市議会はやっぱり「多摩市議会の場合」でしかなく、もちろん、他の地域の市議会でも年に4回の定例会があって、予算や決算審議をしたり、あとは視察などがあったり…だいたい同じだとは思うのですが、しかし、セオリー通りの活動以外に議会全体でどんな活動に取り組んでいるのかについてはそれぞれ異なり、こちらも地域によってさまざま。

いずれにせよ、可視化されているようで可視化されていないのが議員活動であり、議会活動でもあり。こうした点は自治体DX…とデジタル化が進むことによって、どう変わっていくのかしら?というのが最近の私の関心事項。まあ、気軽に情報にアクセスできるようにしたところで、市政への関心度合いが低く、政治に対する無関心の広がりを何とかしなければ、どうしようもないなというのが結論なのですが。

さて、代表質問の原稿が仕上がりつつあります。会派代表としての発言にしなければならないところに難しさがあるんですよね。自分の主張を好き勝手披露するわけにはいかないので…。