「決める」には決まったその後。

一日がとても長いなあと思い、だいたい一番最後のことしか覚えていない感じもあり。今日は夕刻から多摩市建設協力会の新年賀詞交換会が行われ、三階道雄副議長と出席いたしました。とてもありがたいことに、副議長も来賓挨拶の時間をいただけるという・・・・。議長と副議長とが出席していても、主催者側の時間配分の都合などもあり、議長挨拶だけで副議長は紹介のみという場合も多いのですが、こうしてセットで挨拶の時間をいただけるとうれしい。議会を代表するのは議長かもしれませんが、副議長がいてこその議長。「議長の代わり」と思われがちですが、決してそうではありません。

建設協力会のみなさんはこの大雪…街中の除雪作業など夜を徹した作業をしてくれました。地元事業者であるからこその馬力を発揮してくださいます。また、水防訓練などにも積極的に参加し、やはり「土建屋さん」ならではの力を地域のために拠出してくださってます。地域密着で地元事業者だからこそ手を貸してもらえる。ニュータウン地域に住んでいるとなかなか見えてこない場面かもしれませんが、「地域貢献」の名のもと、ボランティアでの活動・・・今回のドカ雪についても率先して除雪をしてくださったおかげで、何とか、道路など安全確保が出来ているところもあるわけですから、本当にありがたいですね。また、多摩消防署の署長さんも来賓挨拶で述べておられましたが、地元消防団の団員さんとして活躍くださっている皆さんの顔ぶれも多く、ここもまた、私たちとしても頭の片隅にメモしておかねばならないことだなと思っています。

まちづくりは多様な皆さんに多様な形で支えられている・・・という今さら言うまでもない当たり前のことを、一つひとつ確認し、それに対する敬意と感謝。「当たり前すぎて気がつかなくなる」ということも往々にしてあると思っていますので、鈍らないようにしたいですね…その意味で、議長になり、こうした会合などに出席させていただき、自分自身の少々鈍り気味な感性を取戻しているような感覚になるのが不思議です。

 

ところで、パルテノン多摩から連なる?図書館本館再整備の問題について議論を進めていた特別委員会で図書館用地について、多摩中央公園内での「適地」として市が示した場所で良いのではないかと方向が出ました。もう少し議論を煮詰めたほうがいいと考える委員さんもいましたが、「このあたりでそろそろ決めるべき」という意見もあり、委員長も「どこかでは決めなければならない」とする判断のもと、「市の考える『適地』でのお話を進めてください」となったと受け止めています。あとは、議会での議論を踏まえ、市長が方針を固めるだけになったとも言えます。個人的には地域に配布しているニュースにも書いておりますが、将来にわたっての財政負担に対する考え方など、もう少し慎重に議論したほうがいいのではないか?と思っています。例えば、図書館の運営手法をとってみれば、委員会の中でも「直営」「指定管理者など民間に任せるべき」と見解は分かれます。今後、そのあたりはどう議論されていくのかと思っていますが、財政負担についてもある程度議論をした上で、「図書館本館再整備」問題に結論つけたほうが後々、スムーズに事が運ぶのでは?と感じています。

将来の財政負担面も考えて「地域館を廃止して、中央図書館的機能のある図書館を建設する」だったのが、いつしか「地域館は(今は???)廃止しないが、中央図書館的機能のある図書館も建設する」になっていることへの疑問は未だ解消されていません。議長としては議論の推移を見守るしかありませんが、でも、一貫性のなさが気になるには気になっています(と言っても、私が考える「一貫性」にしか過ぎないのかもしれませんが)。

「決める」「決まる」…には決まった図書館整備の用地ですが、個人的には今後の議論の方が重たくなるなと感じております。一度建設をしてしまえば、持ち続けるためのコストは重たい。

ということで、最近、この図を多用しております…。とてもわかりやすいです。あっというまの一週間が過ぎゆき・・・もう早、週末に・・・ぼちぼちがんばりましょう!