「待つ」のではなく、出かけていく。

20150930
本日の議会日程は代表者会議でした。国や東京都に市議会として声を上げる意見書などの内容調整などを議論し、議事はスムーズに進行。今後、「災害発生時の市議会の対応、議員の役割の整理」、「政務活動費の使途の見直し」  について懸案となっている事項を整理していくことで話し合いは終了しました。政務活動費については、特に通信費について携帯電話の通話料についても上限を定めて認めていくのはどうか?・・・という提案が以前からあります。確かに、活動に必須の携帯電話・・・今は携帯電話で連絡をやり取りする時代です。ですので、通話料の一部に政務活動費をあてることは鼻から否定すべきではないと考えます。ただし・・・それならば、政務活動費の支給のありかたを見直してほしいと考えています。今は会派単位になっているのですが、個人単位にして支給する方式に変え、政務活動費を使用するにあたっては個々の議員が責任を持つようにしたほうが望ましいと思うのです。いつもいつも会派単位で活動しているわけではなく、個人で活動している場合の方が多いのではないでしょうか?会派で視察に行く場合もあると思いますが、実態としてもガソリン代などの交通費は個々人で使用したものを会派で使用したこととして会計処理、報告をしています。個人で責任を持つ手法に変えたほうが、よっぽど市民に分かりやすいのではないでしょうか?

と、主張してみましたが・・・「それは、なかなか大変だ。」ということで、他の会派の方から理解を得るのが難しいのが現状。となると、携帯電話の使用料についても認めて難くなってしまうなと。これは個人的見解。とりあえず、もう一回、会派での議論に委ねつつ、見解をまとめて、次回の代表者会議で議論していきたいと思います。

 

さて、今日は午後から、介護保険制度改正に向けた説明会に行ってまいりました。この分野、私もまだまだ勉強しないといけないと思っているところです。何と言っても今回の説明会の目玉は・・・「寸劇!」。これは一見の価値あり。市民の方からの評判も上々だったようです。お堅い行政用語を並べただけのお決まりのスタイルで、「やりました」というアリバイ作りにしかならない説明会とは異なり、市民の皆さんの日常を捉え、台本から演出から、キャストまでを介護保険課長、高齢福祉課長をはじめとする職員さんたちが務めるという・・・・・演技力ありすぎ!・・・って思いました。とてもユニークに仕立てた説明会・・・市長にも見てもらいたいと思いました。役者ぶりに脱帽。

今日まで一度も練習もしたことがなく「ぶっつけ本番!」ということでしたが、そうは見えない演技力。セリフをばっちり頭に入れていた職員さんも。カウンター越しの職員さんの姿とは違って、「役所の人」をぐっと身近に感じたのではないかなあと思った次第です。

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そして、介護予防活動をリードしてもらいたいと市が人材育成を実施しているのですが、「リーダーさん」たちも出演し、地域で現在取り組んでいることもご披露してくださいました。「コグニ体操」とか・・・私も初めて知りました。

 

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市民の方々に「わかりやすく説明すべき」という議会からの意見も受けて、「寸劇」を取り入れたとのこと。職員さんの知恵と工夫とそして努力と・・・もちろん、いろいろな評価はあるかと思いますが、私は上から目線の説明会ではなくよかったと思いました。今後の介護保険制度は「みなさんと一緒に作っていきたい」・・・これが一番の呼びかけだったんだと思います。そのためには、ちゃんと職員が市民の中に入り、市民と一緒になって取り組んでいくことが求められますが、そんな心意気を感じました。制度内容についてはまだまだ十分に理解できなかったかもしれませんが、職員が市民とともに「住み慣れた地域でいつまでも元気で過ごす」ための環境をつくっていくために頑張ろうとする姿勢は届いたのではないかと思うのです。

実際にも、制度改正の大きなポイントは「地域づくり」・・・ポイントが述べられていたように、いかに「支えあえる地域」に進化、発展させていくかが鍵ですね。既に今でも地域で活動、、活躍しているグループや人たちはたくさんいるので。

最後に、健康福祉部長が「今まではどちらかというと『守る』姿勢でいたけれど、これからは職員が地域に出ていかなければいけない。どうぞよろしくお願いします」って挨拶をしていたのも好印象でした。そして最後にずらりと担当職員たちが並んで挨拶をしていて、なんか、行政・・・役所・・・前よりも変わったなあって思いました。今後、「高齢者が地域で安心してくらすためのまちぐるみ応援団」をタイトルにした地域ワークショップも開催されていくよう。阿部市長が掲げる「健幸都市の実現」に向けて、着々と進んでいきそうですよ!