「可児市」の場合をたっぷり学ぶ

20160518

岐阜県の可児市へ行ってまいりました。実に密度濃すぎる研修で・・・まだ全てを自分なりに理解しきれていない感じ。早朝に自宅を出て、お昼ごろ到着。可児市文化創造センターにあるレストランで昼食。おしゃれなレストランのランチタイムはほぼ満員。隣接する美濃加茂市のシティホテルさんにより運営されているそうです。それから・・・実にノンストップ・・・・まずは、可児市議会の改革の取組みについて、川上ふみひろ議員からのプレゼンテーションを伺いました。

私たち多摩市議会も都内ではいち早く議会基本条例を策定しましたが、その運用を含めて、正直・・・やや行き詰まり感あり。同行した遠藤ちひろ議員が「改革のエンジンはどこにあるのか?」って尋ねていたけれど、川上議員はかなりエンジンになっている・・・ご自身から「私が」とはおっしゃらないものの、間違いなく改革のエンジンはそれを引っ張る「人」にあり!ですね。年間50ほども視察対応をされているとのこと。一人では対応しきれないので、今は手分けをしながら、視察対応をしているようです。

何と言っても・・・地元高校と連携した「主権者教育」の取組みは学ぶところが多い。これ、できるだろうか?・・・と思うわけですが、「思いついたら、迷う暇なく即行動!」と・・・。「なるほど・・・」と感じたのですが、もともと連携する先の地元高校を卒業しているOB=議員、あるいは保護者だったりもする点がやりやすかったのかな。18歳選挙権に向けて、「学校では教えきれない」・・・そこを市議会が積極的にアプローチできる!とする川上議員からのご指摘は頷けるものです。(参考記事

そして、次に・・・休みなく、「可児市文化創造センター」の説明。今、多摩市ではパルテノン多摩大規模改修問題が’熱い’?!ため、これまであまり考えてこなかった文化政策、公共劇場やホールの在り方など勉強しなければと選んだ先の一つです。衛起生館長から直接お話を伺うことができ、これまた非常に学べることが多かった。「パルテノン多摩」はまだまだ「ハコ」でしかないなって思い・・・・「ハコ」の問題ではなく、「なかみ」・・・「ソフト」のことをもっともっと意識して、私たち議員も提案していかなければいけないこと・・・会派では共有できた気がします。これについては一般質問でとりあげるつもりなので、少し整理しておかないとな。館長からのレクチャーの後、館内案内を経て・・・・終了時間は午後6時半過ぎ。

で、午後7時から始まる可児市議会の議会報告会の会場に急いで移動。終了の午後8時半までその様子を見学させてもらいました。参加する市民は4つのテーブルへ。それぞれのテーブルには議員は2人配置。発行した議会だより(これまた議会改革で内容がリニューアルされているのですが素敵な広報誌になっています)に沿って市民に説明、そして質疑、意見交換。すべての参加者が一方的にならず発言できるのは良いですね。なおかつ、対応する2名の議員はどこから投げられるかわからないボールを受け止めなければならないので・・・・勉強しなければいけないですね。これ、議員自身もとても緊張感あり、私たちにとっても非常に意義ある場になりそう。各テーブルで出された意見は、最終的には全体で共有されます。これまた、多摩市議会でも取り入れた手法。参加者が固定化しないように、あるいは先細りにならないためには工夫も必要ですね。

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そんなことで、7時間半滞在して、とっぷりと可児市での取組みを学び、どっと疲れて帰宅して・・・・まだ消化不良な状況のままで娘の学校へ移動教室の説明会へ。脳みそのスイッチをいきなり切り替えなければならないので、せっかくの視察の内容が一気に飛びチッタ気分。もう一度帰宅して、夜に資料に目を通しながら、「パルテノン多摩」に関する一般質問の内容に思いを巡らせ・・・・はたまた課題の大きさと重さが心と飽和状態になっている脳みそにノシカカル・・・・。さて、どうやって通告書に仕上げるか考えないといけないな。

 

半日以上の滞在を快く受け入れて下さり、対応をしてくださった可児市の皆様に感謝感謝です!ありがとうございました。