「今日の答弁は最低・・・」と苦言が飛び出す。

パルテノン多摩改修特別委員会。1時間30分くらい過ぎたところで委員長から答弁をしている行政側に「お叱り」の声が飛びました。まあ、議会全体の声を代弁してくれたような感じがあり、委員としてはスッキリ。今日は多摩センター地域の活性化をどうするのか?という話にも関わって意見交換などがされたわけで、私個人的には次の一般質問の内容とも関わって来るなと思いながら、他の委員の方の意見を聴いて考えをめぐらしておりましたが、結局・・・・感じたのは「そんなに困っていないのかな」ということで、疲弊してどうしようかと必死になっている他地域とも異なって、「お尻に火がついていない」というか、「別にやってもやらなくてもいい」くらいのものなのかな?とか感じたりもしました。全国に目を転じてみると、ホントに必死です。財政的にも厳しく、どうやって「カネをかき集めるか」ということも含めて、みんなが必死になっている気がします。それに比べると、多摩市の場合には「のんびり」しているというか、焦り感がないというか、危機感を感じないというのが正直なところ。

なので、内々内心では「困っていない」のかもしれない・・・って感じるのです。言葉で言っているほど、深刻さを抱えていないと言ってもいいのかもしれません。

ホントに困っていたら、その困り感が地域でも共有していたら、もっと動くのではないかと思います。市長は私が広告塔になって、街づくりを進めていくって先日のシンポジウムでは鼻息荒かったけれど、リップサービスにしか感じず、心底がっかりという市民の方からの感想をいただいておりますが、「情熱だけ」であっても困るけれど、やっぱり「言葉」が浮いていて、全然、地上に降りていないというか、議員がそこそこ共有しているような危機感さえ・・・お持ちでないのかもしれませんね。

今日は委員長が「パルテノン多摩は今後30年たったらどうするのか?それについて、行政はちゃんと見解を統一できているのか?ぶっ壊すという人もいれば、そうではなく、50年、60年と存続させるという人もいるけれど、一体どうなんだ?」って問い詰めていたように、結局、いまやっている大規模改修について「その場しのぎ」で改修工事するようにしか受け止められないところに、私たち議員が疑義を抱いていることを市長と共有できていないことにもそろそろ気がついてもらいたい。

 

「評論はいらないよ!」

 

ってこれまた委員長が口角泡飛ばすごく、答弁者に憤りをぶつけていたように・・・私たちが知りたいのは「だから、どうするの?どうしたいの?」ということなんですね。

 

とは言え、私が知りたいのは・・・「だから、議会は何を提案するの?どうして行こうと思うの?」をもっと議会サイドでも議論すべきであって、「行政がもっと仕掛けるべきだ!」などと言い放って終わるのではなく、もう少し、私たちも頭を使いたいなということ。なので、そのために私たちもちゃんと勉強しないといけないなって、賢くなっていかないといけないよな・・・と感じているわけです。パルテノン多摩の運営のこともそう、公園もそう、多摩センター全体の活性化のこともそう・・・・「にぎわいを創出する」って何のため?・・・・私、今の多摩センターが「全くにぎわっていない」とも思っていないので。議員それぞれが考えている「活性化」とか「にぎわい」とかって内容ももっと言葉合わせをしていかねばならないのでは?とも感じています。少なくとも行政はややスピードには欠けるものの、自分たちなりに「活性化」とか「にぎわい」という言葉を肉付けしようと議論は進めている事は確かであり、その努力は認める必要があるかなとも思っています。

 

ということで、パルテノン多摩でもようやく避難訓練コンサートが実施されるようですが、「無料」なんですね・・・・。他市では500円でも1000円でもお金を徴収して実施しているのにな・・・。