「ブランド化」をめざす多摩市シルバー人材センター。

今日から都議選が始まりました。多摩市、稲城市の南多摩選挙区には予定通り5名が立候補届を出しています。市場問題、オリンピック問題以外にも多くの課題がある。その課題に目を向け、地道に取り組んでくれる候補者を選んでいきたいものです。いつもなら…さあ、選挙の告示とともにポスター貼りなどに市内に繰り出すわけですが、今回は市内での選挙運動はせず、町田市で現職都議会議員の今村るかさんの応援に数日入る予定です。

【議長公務】

今日は多摩市シルバー人材センターの定時社員総会がありまして、遠藤めい子健康福祉常任委員会委員長と来賓として出席させていただきました。シルバー人材センターに対しては高齢者雇用の観点で市議会でもいくつかの課題や問題点も指摘されてきました。特に、シルバー人材センターの請負う仕事については、市の公共事業だけの頼るのではなく、自ら民間企業などへの営業もし、受注する仕事を広げ増やしていくべきとする意見は強く出ていた気がします。営業努力をすべきと言うのは簡単ですが、組織体制も強化し、人材確保と育成もしていかなければ現実難しい。

という状況から、いまや一転!

多方面からの改革や努力を積み重ね、平成27年度にはようやく民間からの受注額が公共からの受注額よりも上回るという実績を残しております。そして、着実に民間からの受注を少しずつ増やしているような状況。「1億総活躍社会」とする国の旗振りもあってかもしれませんが、多摩市シルバー人材センターの奮闘ぶりはか高い評価を受けているのです。

今後、会員を増やすことも一つの課題と伺っていますが、「シルバー人材センターは最後のとりで。リタイアしたときに行きたいところにしていきたい」とおっしゃっていた理事長さんの挨拶がとても耳に残っております。理事長さんは別の場所で「若い人から『将来、多摩市シルバー人材センターに入りたい』と思ってもらえる『ブランド力』をつくっていきたい」とも述べておられ、先般、ご挨拶させていただいたときも「ブランド力」を磨きたいと熱っぽく語られておりました。さらに注目されるシルバー人材センターになり、「多摩市シルバー人材センターに仕事をお願いすれば間違いがない」とますます信頼される場所になることが期待されます。

総会では、会場からもいくつかの質問がありました。特に「シルバー人材センターの理事はどのように選出されるのか」、「『仲良しクラブ』であってはいけない」とするご意見がありました。新たな体制として役員のメンバーの専任も行われましたが、その声を受けて、非常に丁寧に専任理由が述べられていたことは印象的でした。

「なぜ、あなたが議長なのか?」

私も時々、尋ねられることがあるのです。回答に窮するのですよね。会場とのやりとりを伺いながら、議会内での人事を行う時に私たちはどうしているだろう?…と思ったりもしました。

何はともあれ、多摩市シルバー人材センターのみなさんが「タブレット会議」をやっているとのことなので、その様子は近々見に行かねばと思っております。総会を終えて、午後は6月定例会の振返りなどしながら、夕刻まで議長室で過ごしました。「これもやらないと」「あれもやらないと」と仕事は次々と溢れてくる感じがします。夕刻から渡辺しんじ議員のお父上のお通夜に参列。多くの方が個人を偲ばれ、弔問に訪れていらっしゃいました。合掌。

 

明日は渡辺議員のお父上の告別式に参列し、その後、いくつかの場所に足を運ぶ予定です。