「チーム力を高めよう!」給食センター♪

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今日は青少年問題協議会北諏訪地区、諏訪地区委員会合同の研修会。南野学校給食センターに行ってまいりました。久しぶりの給食センター。記憶を辿れば、南野調理所(南の学校給食センターのこと)の調理業務が民間委託化されてから初めての見学でした。玄関を入って目に飛び込んできたのが掲げられていた目標「チーム力を高めよう!」の文字でした。

個人の技量を超えたところにある、協力し合う、チーム力によって発揮されていく力量!・・・自身の活動でもいつも意識していることなので、共感と何とも言えないい親近感がわいてしまいました。

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ぐっと腰を入れて、大なべに大きなへらでかき混ぜる動作。これぞまさに・・・という写真です。調理所ではAコース、Bコースと言うふうに2パターンのメニューを調理しています。こちらは「きりぼし大根」の調理中の写真。子どもたちには不人気メニューで、残さいがとっても多いのですが、しかし「食べてほしい」「味を覚えてほしい」ということで時折出されるメニューですね。家庭だと調理するようで、なかなか調理しないようなメニューとも言えますが、こうした「和」の味や「伝統」の味を知ってもらうところに「食育」を担う学校給食の役割の一つがあるのかもしれません。

しかし、かき混ぜる作業・・・これは重労働。腰にベルトをまいておられる方のお姿も拝見し、どれほどハードな業務であるのかを窺い知ることができます。給食の試食会には参加したことがあっても、こうして調理の現場に足を運んだのは初めての方も多く、「実際の現場を見ることができて、とてもためになった」という感想が聞かれました。センター長からは、これまた学校給食センターの取組みについて、かなり要領のよい説明を受けることができたのも良かったですね。また、多摩地域の学校給食センターでは唯一の「消滅型」ゴミ処理設備も見せていただきました(ちょっと故障してしまったらしく、本日は稼働しておりませんでしたが)。

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それから、特筆すべきこととして、調理業務の受託事業者は障害者雇用もしていて、2名の方が仕事をされていることもわかりました。市では雇用していませんでしたが、民間事業者で雇用できるのはなぜでしょう。考えさせられますね。

いずれにせよ、学校給食センターに足を運び、改めてわかったこと。それは民間事業者の異物混入等に対する意識の高さ。耳まですっぽり被る帽子を着用している姿は、いつだったか、随分前に見学をした際(そのころはまだ直営だった)に作業着白衣から洋服の端が見えていたような頃とは様変わりしています。きっと、民間事業者の意識の高さに学び、永山調理所についても変更されているはずです。また、調理業務員に対し、毎月の検便検査をしているのも民間事業者ならでは。市職員の場合はどうなっているのか聞きそびれたのですが、検査コストがとても嵩むそうで、南野調理所に関していえば、献立作成他で関わっている調理業務以外の市職員は秋から冬にかけてしか検便検査はしないのだそう。このあたりも民間事業者との違いが見えてくるようです。できる範囲の中で予算を確保して対応しているとはいえ、「民間事業者は毎月」と聞くと、衛生管理面の徹底ぶりに違いを感じずにはいられませんね。

学校給食センターの調理業務民間委託化ではかなり紆余曲折ありながら、現在に至っているわけですが、目立ったトラブルも聞こえてこないことを思えば、永山調理所についても、この体制を導入していくことは自然なことかもしれません。「作り手の顔」が見えないということで、学校給食指導には難しさもありますが、「せっかく作ってもらったんだから、残さず食べよう。」と子どもたちに思ってもらえるような取組み、その工夫はまだまだできるような気がしています。どんなことに取組めそうか、私も考えてみたいと思った次第。

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私がいただいたのはポークカレーでした。調理所で小麦粉から丹念込めてつくるルーよりも市販のルーをブレンドした方が「美味しい!」・・・・と子どもたちには評判なんだそう。今日のカレーも市販のルーブレンドタイプでした。おいしかったです。また、せっかくなので、ちょっとだけきりぼし大根もいただいてみました。こちらも、味がよくしみこんでいておいしかったです。

いけてないのは・・・牛乳です。私はやっぱり牛乳は無理です。きりぼし大根に牛乳も嫌ですが、今日はデザートにニューサマーオレンジがでましたが、柑橘系に牛乳の組み合わせも・・・吐きそうになるので・・・・牛乳は残しました・・・(^_^;)すみません。牛乳はてっとり早くカロリーとれて、カルシウムが摂取できるとは言え、本当にこうしたメニューの組み合わせで良いものかどうかと考えさせられるものです。

 

学校給食費未納問題への対応、アレルギーのある子どもたちへの対応・・・いろいろヒアリングすることもできた充実の研修会。「いつでも、見学にいらしてください」というセンター長の言葉に・・・思わず「また、来ます!」と言いたくなってしまうような研修会になったかもしれません。もちろん、研修会に参加して、学校給食をいただくので、食材費分一人294円はお支払いしましたよ♪

 

それにしても、ご飯の量がとても多すぎて、満腹な昼下がり・・・苦しかったですね。子どもとは運動量が違う、代謝の仕方も異なる・・・・・子どもと同じ量だけ食べ、カロリーを取るのは危険危険・・・・。