「カフェゆう」…オープニング。

今日は休会日でした。桜ヶ丘コミュニティセンター’ゆう桜ヶ丘’で認知症当事者の方の講演があり、以前から、一度は伺ってみたい内容だと考えていましたので、足を運んでまいりました。会場である会議室はほぼ満員で大盛況。聞くところに寄れば、講師の先生が7月に永山公民館で講演をされたご縁があり、今日の講演会の開催となったそうです。場所が永山だと足を運ぶのが難しいなと感じる方も、こうしてコミュニティセンターであると気軽にいらしゃることができるのかなと思いましたが、それでも、ゆう桜ヶ丘の場合、丘の上に立地しており、急な上り坂下り坂が大きな壁となり、足が遠のいてしまった方もおられると伺っています。地域の皆さんは、そうした状況に心を痛められ、高齢になっても地域の集まりなどに気軽に参加できるように公共交通を何とかしなければいけないと動いておられますが、行政が対応しきれていない現状も認めざるを得ません。善処したいと行政の努力が地域の皆さんに感じられたり、受止められているとよいなと思っているのですが…。

さて、話を戻しますと、認知症当事者の方からのお話しは心にずっしりと来るものであり、私にとってもとても参考になる学びの時間にもなりました。ご自身が認知症のお母さまに向き合ったご経験、そしてまた、今の自分自身とも向き合いながら暮らしておられる経験の中から一つひとつ紡ぎだされ発せられる言葉すべてに説得力を感じたのでした(内容は私からは割愛します)。認知症のことを正しく理解し、そして寄り添って生きるということ…まだまだ私の度量でも受け止めきれないかもしれないことを認識もしつつ、だからこそ、こうした学びを積み重ねることの必要性、それから、学んだだけでわかった気分にならず、RUN伴のような活動にも参加するなど、できることを見つけては、自分自身を磨かねばと思った次第です。

ところで、今回の企画は「カフェゆう」のオープニングとして開催されたものだとか。「カフェゆう」というのは、赤ちゃんから高齢者の皆さんまで誰もが安心して集える場。今後、月に1度ずつ’ゆう桜ヶ丘’にて開かれる予定です。桜ヶ丘コミュニティセンター運営協議会の福祉・健康部会が主催されるのですが、多摩市高齢支援課、桜ヶ丘児童館、多摩市社会福祉協議会、西部地域包括支援センター、桜ヶ丘いきいき元気センター、桜ヶ丘記念病院、TAMA認知症介護者の会いこいの会さんが協力をされています。多世代交流型で開設されている認知症カフエの桜ヶ丘版にあたるのかなと思っておりますが、地域の皆さんが気軽に立ち寄れ、おしゃべりができるサロンになっていくといいなあと思っています。また、コミセンとしてこうした場づくりをするのは初めてであり、これもまた画期的!敷居が低い感じがしています。もともと、コミセンでは顔のみえる関係もできていますし、声かけをしやすいかもしれません。市内にもこうした気軽に集える場はいくつか開催されていますが、コミセン内で開設されるという点でちょっと注目。

今日はこの講演会に参加してとても脳が活性化したのですが、一方で、議会最終日に向けた会派の打合せなどは結構ハードでありました。会派では「内部事務における不適切な対応」を問題視しているので。最終日の議事は当初予定よりも、時間が延びそう。議会事務局とも最終日の議事運営について想定しておかねばな…と思っております。