「せっかく取り組むのだから」

最近、「せっかく取り組むのだから」という気持ちを忘れてはいけないなと思っています。私にとって目下最大の課題というか、多摩センターの活性化に向けて大規模に税金を使うということはこれからの持続可能性というのか、維持管理費を考えても、いかにしていくべきなのか、もう少し、整理するべき事項がありそうな気がしてなりません。

12月の一般質問で多摩中央公園のことを質問するので、そのことについて市側の考え方をヒアリングしているのですが、今のやり方で進んでいくことが本当に市民にとって、あるいはこれからのまちづくりにプラスになるのかどうかとすごーく悩みが深くなるというものです。パルテノン多摩の大規模改修工事も純粋な工事費用だけで約75億円かかる。さらに多摩中央公園の改修には約10億+αくらいはかかるでしょうし、図書館についても工事費用だけでざっと約40億はかかると見込まれています。工事だけでは済まないですしね…必要最低限でも新しく備品類なども調達するでしょうから、さらに費用が嵩んでくんだろうなあと思います。

個人で住宅購入することを考えても、買うことだけに着目すればローンを組めばいい。でも、毎月かかってくる経費、マンションだと管理費とか修繕積立金とか、あるいは当然のことながら、日常生活を営むということは光熱水費なども必要最低限では必要になってくるわけで、そこまでをローン…というわけにはいきませんから。日常の自分自身のお財布のやりくりで対応をするわけです。

それは、市の財政であっても同じこと。パルテノン多摩の大規模工事という一時のことには都市計画税を充てることができても(例えば、自宅をちょっぴり大規模にリフォームするときにローンを組んでみるのと同じ感じか?)、その先の運営費の部分にもローンを組んでまで…なんてことは許されないでしょうから、どのように工面するのかが問われますよね。同様に、図書館やら公園やら…すべての公共施設にも同じことを当てはめることができます。ついでにいえば、高級車をローンを組んで購入したとしても、それを走らせるためのガソリン代とか、車検代とか…そこはローンで対応するわけではないでしょうし…というのと同じ。それに、車をどう利用するのかとか使いたいのか?ということも真剣に考えて車選びをしますよね。公共施設をつくるときも改修するときも、そうした視点を持ち合わせたいものです。

今回、多摩センターの活性化として取り組もうとしている内容がどのように将来負担の軽減にもつながることなのか?という視点が気がかりです。

さて、今日は夕方から、子ども教育常任委員会のメンバーが企画をした保育園のおやつの試食会のような保育園の栄養士の皆さんとの情報交換会があり参加する予定でしたが、一般質問のヒアリングをしていたら参加しそびれました。でも、ラッキーなことに同じ会派で子ども教育常任委員のしらた議員が「せっかくだから」と持ち帰ってくださったサツマイモの蒸しパン?おまんじゅう?中には甘さ控えめのサツマイモペーストが入っていて、とてもおいしかったです。それこそ、せっかくなので帰宅して、娘と半分ずついただいたのですが、「いいなあ。保育園戻りたい。」とか言っておりました。

「せっかくだから」としらたさんがおっしゃったので、ホント…「せっかくだから」という気持ちは大事よね…とつくづく思うのでした。