「ここに、もう少しいてもいい?」

  

ランチハーモニーで朝からお弁当づくりを。炊飯器の関係で、70食が限界。今日も完売です。諏訪4丁目の集会所、それから、事前に予約をしてくださった方には諏訪商店街にあるお店に取りに来ていただくことも可能としています。今日のメニューは「温玉乗せビビンバ丼」です。

高齢者の方々中心にお召し上がりただくので、具材などはなるべく小さめにして、やわらかくして…などを心がけながら調理をしています。最近はスーパーマーケットでも300円を出せば、立派なお弁当を買うこともできます。私たちも300円で提供しているのですが、食材費など含め、収支バランスを考えると、ボランティアの力が大きいって思います。ハーモニークラブのメンバーは主要な戦力…荒谷議員も参戦し、短時間で作業をする…それはそれはとても大変なことなんです。

お店に買いに来てくださった方が「しばらく、ここにいてもいいかしら」と。

今日はそれが最も印象的な出来事でした。「ここ、涼しいわ」…換気のために出入口は開放していても少しはクーラーが効いていたかなあとも思いますが、結構、空気こもっていて涼しいとは言い難かったのですが。コロナになって、なるべく自宅に…と外出や活動の機会が減り、気分滅入ってしまうということをお話しされていました。ひとの気配があって居心地の良さも感じられて。リピーターでいらしてくださる方とは何となく顔見知りにもなり、一言二言三言…と会話が重なっていく…しばらくおしゃべりをされてから、ビビンバ丼を手に提げてお店を後にされました。スタッフと会話する光景を見ていて、「これがやっぱり大事なんだよなあ」と。いきなり最初からということではなく、回数を重ねながら、会話も増えていくこと、そして、「ここでしばらく時間を過ごしたい」と思ってもらえるとしたら、何とありがたいことかと思えます。

お弁当作りが終わってから、オンラインでの動画配信などを見ながら、画面を見ているだけだと、テレビとは変わらず…。オンラインで会議をやるにせよ、それもまた、やっぱり、デジタル情報だと五感が鈍る…とも再認識。五感を使って、社会を感ずること…大切ですね。

学校の夏休みが延長になって大喜びしている子どもたちと…複雑な気持ちの保護者や大人と…都内でパラリンピック観戦を中止しないところでは、「抗原検査キット」が配布し、一両日中に検体を回収し、検査をする段取りになっているところもあると聞いています。学校の負担も半端ないでしょうね。夏休み期間延長中で、検査キットをすべての保護者に手渡し、配布から回収と2日間で実施しなければならないなんて、本当に大変だと思います。そこまでしでも観戦の見出せるものなのか。感染するかしないかなど不安な気持ちを吐露することなど…遠慮する子どもたちの心身への負担も気になります。無意識の「圧」というのか。

残暑も厳しいですね。さわやかな風が吹かない。それでも秋には向かっているんだろうな。日はだんだんと短くなってきましたね。