「だんらん」を地域で。

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北九州市では全国自治体で初めて、行政が「子ども食堂」を設置することを発表したり、都内でも「子ども食堂」は広がっていて、注目されている取組み。子どもの貧困率のことなどがしばしばメディアでも取り上げられるので、気にしてくださっている大人も増えているように思います。「何かできることはないか?」って思いを持っている人はきっと少なくないと感じています。

多摩市でも「子ども食堂」みたいなことできないかなあ・・・・とあちこちでつぶやいてきて、どこかで何かかたちを作れないかしら?と思ってきたのですが、実際に、「やってしまおう!」と動いている人たちが!

まずは今日はプレ企画のお試し・・・どんな感じになるかを掴もうということで大々的に宣伝はせずに口コミで人集め。結果、人が集まるか事前にはかなりの不安が立ち込めていたとのことですが、無事に8名ほどの小中学生と保護者も参加して小っちゃくカレーパーティとなりました。子どもたちはカレーをおなかいっぱい食べて、あとはスマホや携帯電話は手離して、みんなでフルーツバスケットなどをして遊んでいたそうですよ!食後にすぐに動けるなんて若いなあ!

ちなみに本日の会場は「こばと第一保育園の和室」でした。「地域に向けての責任」という理念を持って、運営されている保育園さんの全面協力があって実現した取組み。中心になっているのは卒園児の保護者さん・・・ばっちり地域のつながりのある方ですので、今日のプレ企画で掴んだ好感触を次回以降につなげていこうという話になっておりました。一応、仮称で「ハーモニークラブ」、そして食堂の名前はちょっぴりおしゃれに「ハーモニーカフェ」にしていく考えをお持ちのようでした。どんなふうに地域に定着していけるか楽しみ!・・・その前に、どのようにハーモニークラブそのものを地域の人たちの協力も得たゆるやかなグループにしていけるかが当面の課題かな?と思いつつ、軌道に乗ったら「こんなことも」「あんなことも」と次々と夢やらアイデアが意見交換されていたのが印象的でした。

カレー、、、おいしかったです♪お米は全部で20合炊いていたそうですが、もちろん完食で足りないくらいでした・・・・みんなで一緒にわいわい言いながら「食卓を囲む」ってやっぱりいいですよね。食も進む気がします。コンセプトは「だんらん」だそう。そういえば、「だんらん」という言葉そのものも死語になりつつある気がするのは私だけでしょうか?あまり使わない言葉ですよね?!

ちっちゃいながらも心が温かくなるような取組みが地域に広がるといいなあ・・とか、やっぱり地道な活動を重ねていくことが必要なんだなあ・・とか、いきなりベストを目指さないでできることから取り組んでいくことが大切なんだなあ・・等など学びの多い有意義な時間でした。