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2006年10月10日

中高生の居場所

 「大人と一緒に行動したくない年頃の子どもたちの居場所はどうやったら確保できるの?」と尋ねられたので考えているところです。

 「公民館や、コミセンは、20歳以上の人間がいないと、利用許可がおりない。10代後半の子どもたちは普通、大人と行動するのは大嫌いだから、大人に助けてもらってまで、そんなことはしない。」
 「塾に行ったり、稽古事をしない子どもたちが、ゲーセンやファミレス、カラオケに群がるのは、他に行くところがないからだし、子どもたちがお金を欲しがるのは、彼らの行くところがみんな、お金でしか、彼らに居場所を提供してくれないから。・・・そこには、社会のルールを教えてくれる年長者や、大人がいないから、同世代だけで、情報交換をしてる。」
 「本当のカギッ子もいるけれど、家に帰っても向きあってくれる親がいなければ疎外感を覚えてしまうだけではないのか。」
 
 状況が目に思い浮かぶようです。中学生や高校生の居場所づくりのことはかねてから課題のひとつになっているものの、果たして行政が準備万端整えたところに彼らがやってくるのかどうか・・・・という疑問も。
 ただ、杉並区(ゆう杉並)や調布市(青少年ステーションCAPS)にある中・高生向けの施設は人気があり、ずいぶんと利用されているという事実があります。もし多摩市の中で新たな施設を設置するとしたら?財政的な措置よりも以前に、「作るとしたら場所はどこ?」というのが最大の課題になりそうです。
 以前、「学校跡地は?」ということも考えましたが、「下校したあとに、再び、同じようなハコモノに子どもたちが行くとは思えない。」とのご意見に納得をさせられて以降、すっかりとこの問題に関しては思考停止気味。
 
 
 「子育て支援は乳幼児のためだけのものではないので・・・。」


 その通りなのです。とは言え、私が中高生時代を過ごした時を思い出したところで、今に適応できるとは思えず。今のニーズを知ることからもう一度始めてみる必要がありそうですね。

投稿者 hisaka : 2006年10月10日

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