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2005年12月23日

小橋のその後・・・

 昨日は議会が終了し、少々気が抜けてしまいました。でも、昨日は久しぶりに都議会、市議会の情報交換があり、都議会の動向を聞くことが出来ました。それにしても都議会は市民にとって最も遠い存在です。市議会ほど身近ではなく、国会のようにメディアで採り上げられるわけでなく・・・でも都知事については何かと話題になりますが・・・。


 さて、9月議会の補正予算の際、私たちの会派が修正案を出した「落合小橋」について。今日も電車の中から乞田川沿いを見たのですが、「親水化?」工事が始まっているようで工事のフェンスが見えました。聞くところによると、小橋の設置位置に対しては、近隣住民より苦情が寄せられたのこと。そのために設置位置の変更が検討されている模様です。
 さらに・・・ちょうど多摩センター駅から永山駅方向の乞田川沿いと言えば「桜」です。春になると、本当に遊歩道としては素晴らしい桜並木があり、たくさんの人が桜を楽しんでいる場所です。ところが、小橋設置のために桜が8本も伐採される計画が提示されています。当り前のことですが、桜を失いたくない都思う市民は多いことでしょう。その思いを持った市民グループがランドスケープの専門家とともに、桜を伐採しなくても小橋を設置することが可能という設計図を描き、行政に提案をしたそうです。しかしながら・・・・行政側は頑なな姿勢であり、「桜の伐採は本当は12本だったけれど、8本にとどめた。」と説明をしたようです。
 さらに、桜の伐採については、市民からの苦情が来ることは想定し、既に覚悟済みとか。そのために伐採時期も今年のお花見が終わる時期に設定した(予定していること)と明らかにしたそうです。

 市議会が予算を可決するということが行政に与えてしまうお墨付きを痛感しています。実際に、桜が伐採されて苦情が届けられる先は「行政」になるわけですが、市議会も同罪です。小橋をつけることを桜の伐採よりも優先していいと判断したわけですから・・・・。桜の伐採の有無に関しては、補正予算の審議の時にも質疑がありました。つまり、市議会としても未確認事項とは言えないのです。なぜなら、答弁の中で、桜が犠牲になることは明らかにされていたからです。修正案を可決することができなかったのは本当に残念です。その力不足には苦々しい限りです。

投稿者 hisaka : 2005年12月23日

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